Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二十二回全国婦人部幹部会 「希望」の春は「信念」の太陽とともに

1992.4.17 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

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13  一方この時、卑怯にも権力の弾圧を恐れ、率先して数々の謗法を犯したばかりか、学会の殉難じゅんなんすら迷惑顔で保身に狂奔きょうほんしたのが、宗門である。
 (学会幹部が検挙されはじめるや、宗門は、牧口会長、戸田理事長らを登山禁止の処分に処した。″学会とは無関係″というために、投獄された者を信徒として除名せよとの意見まで出たと言われる。さらに、牧口会長の投獄後、宗門の僧侶が会長の家族を訪れ、特高警察に従って謝罪し″退転″するよう会長に勧めるべきだと迫った事実も明らかになっている)
 その宗門を、私どもは、ただ「広宣流布」を願って、赤誠せきせいの限りを尽くし、守りに守ってきた。正法の尊貴さを民衆に教えるために。そして大聖人、日興上人への御報恩のために。
 しかし、私どもの真心は無残に裏切られた。あまりにも手厚い外護げごをよいことに、宗門は戦前・戦中以上に謗法と欲望まみれに堕落し、大聖人の仏法を、真っ向から否定する邪教と化してしまった。邪教とは、断じて戦わざるをえない。
 大聖人は、正法破壊の僧侶について「彼等が頸をゆひ由比はまにて切らずば日本国必ずほろぶべし」──彼らの首を由比ケ浜で切らなければ、日本国は必ず滅びるであろう──とまで仰せになっている。
 (「頸を詰」との言の真意について、「立正安国論」では「其の施を止む」すなわち悪への供養を止め、悪僧として生きていけなくすることにあるとされている)
 大慈大悲の大聖人が、それほどの厳しい表現をされるくらい、悪僧の害毒は深く、恐ろしいのである。その怖さは、どんなに強く言っても言いすぎることはない──このことを、そして悪の根を断つ″精神″を教えられていると拝される。
 絶対に甘く、簡単に考えてはならない。「仏法は勝負」であり、勝負に中途半端はない。
14  現在、「東京牧口記念会館」が、東京・八王子市に建設中である。皆がゆっくりと散策できる場も設けたいと思っている。完成の折には、皆さまもぜひ訪れていただきたい。
 民衆のため、私どものために、広布にじゅんじられた牧口先生。先生の名を冠する記念会館を、仏子ぶっしの笑顔と語らいがはずむ理想郷にしたい──それが私の願いである。
 最後に、「ご主人をはじめ、ご家族の皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えください」と申し上げ、本日の記念のスピーチとしたい。全国の皆さん、ありがとう!お元気で!

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