Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「4・2」記念合唱祭・第二東京総会 永遠に「王者の道」を

1992.3.29 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

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12  広宣の活動の場こそ寂光土
 「御義口伝」に、次のように仰せである。
 「霊山とは御本尊並びに日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住所を説くなり」──霊山とは御本尊並びに日蓮大聖人と門下の南無妙法蓮華経と唱える者の住所のことを説いているのである──と。
 霊山とは、御本尊の住所であるとともに、妙法を唱える私どものいる場所のことであるとの教えである。
 また別の御文では、こうも仰せである。
 「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住処は山谷曠野せんごくこうや皆寂光土みなじゃっこうどなり」──今、日蓮大聖人と門下の南無妙法蓮華経と唱え奉る者のいるところは、山であれ、谷であれ、荒野であれ、いずこも寂光土なのである──と。
 大聖人直結の門下として題目を唱える人の住処は、いずこであれ、かりに御本尊を直接拝せない場合であっても、すべてが寂光土であり、霊山である。
 大聖人の仰せのままに「広宣流布」に進んでいるのは学会員である。学会員の活躍の場こそ、どこであれ仏国土なのである。
 日本中、世界中、同志のいるところは、すべて寂光土であり、私どもは、世界中に寂光土を広げているのである。これ以上、崇高な人生はない。
13  本日は、著名な翻訳家であられるリチャード・ゲージ氏もご列席くださっている。心から感謝申し上げたい。
 氏はアメリカ生まれ。来日されてより、本年でちょうど三十年を迎えられる。日本語のほか、ロシア語、フランス語、ドイツ語にも堪能な、世界的な翻訳家であられる。その業績は、日米をはじめとして高く評価され、数々の栄誉が贈られている。
 私も二十年来のお付き合いをさせていただいている。この間、英語版「人間革命」の第一巻から第五巻、英語版の「トインビー対談」「ペッチェイ対談」「ウィルソン対談」「ユイグ対談」をはじめ、数多くの翻訳を進めてくださった。
 氏のご尽力による「ポーリング対談」なども、近く発刊の予定である。
 ゲージ氏の今日までの翻訳・編集の労作業。そのすべてが、「広宣流布」の運動につらなった、「菩薩」の働きに通じゆく偉業であると、私は心から賛嘆し、重ねて感謝申し上げたい。
 最後に、皆さま方の「朗らかな」、そして「力強い」前進を心から念願し、本日の記念のスピーチとしたい。ありがとう!ご苦労さま!

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