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日蓮大聖人・池田大作

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新春幹部会、杉並・中野合同総会 「新生の曲」高らかに、朗らかに

1992.1.5 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

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19  昭和二十七年(一九五二年)。ちょうど四十年前の一月、戸田先生は、こうまれた。
 「いざかん 月氏がっしはてまで 妙法を ひろむる旅に 心勇みて」
 月氏とはインド。その名の通り、インドの月は、神々しいばかりに美しい。
 かつてインドを訪れた時(一九七九年)のこと。二月十一日の夕刻であった。「きょうは戸田先生のお誕生日だ」──ガンジスのほとりに立って、私は先生を偲び空を仰いだ。
 西天に、黄金の光の名月が浮かんでいた。光は、ガンジスの川面にも、淡いあけの色を流していた。歴史の国。永遠の月光。悠久の大河。忘れ得ぬ光景である。
 戸田先生は、一度も海外に出られなかった。その分、私が戸田先生の名代の心で、世界を回った。「月氏の国」にも、「太陽の仏法」を伝えた。
 どこまでも、恩師の遺命のままに、どこまでも「戸田先生の弟子」として、私は生き抜いてきた。これからも生き抜いていく。
 さあ、いよいよ、世界である。新舞台である。牧口先生、戸田先生の後継として、私どもは、いよいよ心勇みて、世界へ、また世界へと流れをつくり、歩みを運び、黄金の歴史をつくってまいりたい。
20  信頼と安心の広がりで、仏法も広がる
 最後に、本日、全国の中継会場で多くの記念の集いが行われている。おめでとう、ご苦労様です!。
 さらに、東京の三宅島、広島の江田島、岡山の北木島、直島なおしま(香川県)の各島で、鹿児島では屋久島・喜界島に続いて与論島でも、音声による同時中継が行われている。個人会場などをお借りしての開催とのこと。いつも、ありがとうございます。本年もお世話になります。
 個人のお宅で会合を開く場合、特に幹部の皆さまは、会場提供者のご家族をはじめ、皆に礼儀正しく、さわやかに接していただきたい。″あの人は、感じがいいな。いつも温かみがあるな″という安心感、信頼感の広がりが、地域広布の発展にもつながっていくのである。
 「信心」といっても「振る舞い」にこそ現れる。厳しい。しかし、だからこそ修行であり、人間革命できるのである。
21  「創価の時代」の幕は上がった!
 (ここで、杉並・中野の青年部合唱団が「美しい夜明け」「オー・ハッピー・デー」を、さわやかに熱唱。さらに参加者全員で、新出発の決意を込め、「広布に走れ」を大合唱)
 素晴らしい!見事なコーラス、独唱、演奏でした。
 さすがは杉並、中野である。今までは、下町に比べて″感激がない″とか、″理屈っぽくて、どこか学会らしくない″とか、言っている人もいたようだが、とんでもない。やはり、東京の山の手。品格があり、文化の薫りがある。最高の合唱・演奏でした。大成功の総会、おめでとう!
 きょうの聖教新聞では、ロシア・モスクワ支部の準備委員会のことが報じられた。これからも、世界各国の希望あふれるニュースが、次々に発表される予定である。楽しみにしていていただきたい。
 創価の舞台は″世界″である。道は大きく開かれている。世界中の人々が、仏法を基調にした学会の平和・文化・教育の運動を支持している。
 広布に走る学会員を、三世十方の仏・菩薩が、梵天・帝釈が、賛嘆している。何より大聖人が、すべて御覧くださっている──この強き確信、大安心の境涯で生き抜いていただきたい。
 世界の友は、皆さまを待っている。きょう参加された全員が″将来、悠々と海外交流の旅へ″を、一つの目標として、楽しく進んでいきましょう。きょうは本当に、ありがとう!

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