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日蓮大聖人・池田大作

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「墨田の日」記念幹部会 学会原点の庶民のスクラム晴れやか

1991.12.3 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

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3  さらに牧口先生は、同じ論文で、″半狂人格″──半分狂っているような人格についても論じておられる。
 「何をもって半狂人格といふか。一方で肯定した事を他方では否定して平気で居るものは、人格に統一を失ふものとして、相手方を驚かせるもので、取引き関係などをなすものにとっては迷惑千万と云はねばならぬ」
 つまり、半狂人格の人間は、社会では絶対に通用しないし、信用もされないと。最近、こういう人が多いようだ。
 さらに、こう続けられる。
 「統一を条件とする常人に対して、人格分裂の異常人となし、狂人の一種として警戒をしなければなるまい。愚人がその愚を知らないと同様に、悪人がその悪をさとらぬところに常人と異ふ所がある」
 「平常普通の生活に於ては、少しも狂った所がないどころか、却って気がきき過ぎて買ひかぶられるくらいであるが(中略)ことに名利に関し、利害問題になると、意外の狂暴性を発揮して、恥も外聞も顧みない所に異常性が見える」と。
 これからは幹部の成長が大事である。決して、人を叱ってはならない。叱る資格もない。たたえ、励ましていかねばならない。
 「誠実」そのものの心で、同志のために尽くしていくのが、学会精神である。特に、壮年は婦人部の方々を大切にし、感謝しながら、ナイト(騎士)の精神で、よろしくお願い申し上げたい。
4  ともあれ、私どもは新しい出発をした。最高に晴れやかな前進が開始された。
 つい先ほども、ヨーロッパのある識者から、心からの祝福の言葉が寄せられていた。私どもの大いなる前途は、栄光に満ちている。「信心」ある人には、何の行き詰まりもない。
 難攻不落の「永遠の墨田」を、素晴らしいスクラムで築いていただきたい。″東京の原点、ここにあり!″との、偉大なる墨田を皆で創りましょう!
 どうか、風邪などひかれませんように。よいお正月をお迎えください!

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