Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創価ルネサンス大勝利記念幹部会 「人間のための宗教」を勇んで世界へ

1991.11.30 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

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17  「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」
 大聖人はまた、次のように仰せである。
 「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」──この御本尊もただ「信心」の二字におさまっている──
 信心がなければ、御本尊のたいはあられるけれども力用りきゆうは現れない。
 こちらの強い信力しんりき行力ぎょうりきが、御本尊の仏力ぶつりき法力ほうりきあいまって、功徳が厳然と現れるのである。「信心」と「実践」のないところに、もはや仏法の生命はない。
 また、このようにも仰せである。
 「南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす
 ──南無妙法蓮華経とだけ唱えて、仏になることが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は信を源とするのである──と。
 成仏は、信心の厚薄によるのであり、あくまでも強き信が根本である。他の特別な権威等によるのではない。また「切る」「切る」といっても「心」は切れない。私どもの大聖人との「信心の血脈」は、だれびとも切ることなどできない。切る資格や力のある者など、絶対に存在しない。
 戸田先生は御本尊のない、″地獄″のごとき牢獄で二年間を過ごされた。そして、あの偉大なる境涯を開かれた。
 そのころ、本山はどうであったか。一番、大御本尊の側にいながら、大謗法によって厳しい罰を受けたのである。
 一切は、信心の厚薄による。信心のある人が必ず勝つのである。
18  どうか、皆さまは、「世界一の朗らかさ」と「世界一の勇気」をもって、「世界一の創価学会」の建設へ進んでいただきたい。そして、大勝利の七十周年をともどもに迎えたい。
 最も大功徳を受けられる、今この時に、悪縁に紛動されて、悔いを三世に残してはならない。学会によって知った、この幸福の人生の軌道を踏みはずしてはならない。どこまでも学会とともに、だれよりも幸福な、だれよりも楽しき人生を切り開いていっていただきたい。
 きょうは本当にご苦労さまでした。風邪などひかれませんように。重ねて御礼申し上げます。

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