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日蓮大聖人・池田大作

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第14回SGI総会、本部幹部会、中部総… 「民衆主体の宗教」が興隆

1991.10.21 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

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13  SGIは永遠に「大聖人と共に」
 大聖人は、腐敗・堕落した既成宗教と真っ向から戦い抜かれた。私ども学会は、この崇高な大聖人の御精神を受け継いで、御遺命たる「世界広宣流布」に立ち上がったのである。
 「大聖人の門下」として「大聖人とともに」戦う私どもに、″権威の宗教″からの策動、ねたみ、圧迫があるのは当然であろう。しかし、御本仏を絶対無二と「信じ」、御本仏の教えを「学び」、「実践」している仏子をいじめる者に、厳しき仏罰があるのは、御聖訓に照らし、間違いない。
 ゆえに我々は、難こそ「大聖人の真実の門下」の誉れと、胸を張りながら、どこまでも楽しく、痛快に、悠々ゆうゆうと進んでいきたい。何ものにも壊されない遊楽の人生、幸福への信仰、永遠なる広布の旅路たびじを、ともどもに歩み抜いていきましょう。
 ともあれ、本日のSGI総会、本部幹部会において、私ども「SGI」「創価学会」は、御本仏・日蓮大聖人を信じ、大聖人の教えを根本とし、大聖人とともに永遠に前進していくことを、改めて確認しておきたい(賛同の大拍手)。
14  さて、先日、愛知で教べんをとっておられる、ある著名な学者が、私のハーバード大学での講演(一九九一年九月二十六日、テーマ「ソフト・パワーの時代と哲学──新たな日米関係を開くために」)に対する感想を寄せてくださった。
 「アメリカ最高の知性の府で講演されたことは、今後とも大きな意義をもつと思います。アメリカ社会への知的影響力の面でも大変、優れた内容であり、講演の成功を心よりお祝い申し上げます」
 「池田名誉会長は講演の中で″内発的なるもの″を強調されていますが、私は、学会の運動は平和・文化・教育の分野で″内心倫理化″を図っているものと考えています。これこそ時代に適した運動であると思います」と。
 また「宗教が大きく広がるのは『常識(コモンセンス)』に立脚りっきゃくした時であると考えます。その意味で、自己の権威だけを絶対化し、『常識』に欠ける教団は、その点で、決定的にだめなことがわかります」。
 「学会が、池田名誉会長を中心として、ここまで大きく日本に、世界に広がり、社会的役割を果たしてきた事実は、学会員の意識に(団体の枠内にとどまらず、社会へ世界へ貢献していくという)プラスアルファの要素があったればこそ、ここまで真摯しんしに取り組んでこられたと思います」──と。
15  「一閻浮提いちえんぶだい広宣流布」と仰せのように、大聖人の仏法は、世界に開かれた仏法であり、全人類のための仏法である。決して一部の特権階級のものではない。
 大聖人の仏法を、我欲や感情のままに私物化し、人々に君臨していくための手段・道具とすることは、「法盗人ぬすびと」であり、大聖人への″師敵対″の大罪であると断ぜざるをえない。
 私どもは、真の門下として、大聖人の目指された″全人類のため″の幸福と平和の大道を、希望と確信に満ち満ちて前進してまいりたい。
 私も、明年も世界を回ります。またSGIの交流団も多くの国々へ訪れます。各国の皆さま、どうか楽しみに待っていてください!また交流団がお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
 はるばる来日されたSGIの皆さま、本当にありがとう。どうか楽しい日本滞在としてください。また中部の皆さま、全国の同志の皆さま、意義深き記念の総会、幹部会、本当におめでとう。

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