Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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中部文化友好祭 「大いなる人間」の時代へ旭日は昇る

1991.10.20 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

前後
5  彼は、そうした「大いなる人間」の出現を歓迎する歌を残している。題して「最後のうた」。死の直前まで書かれた詩集である。その一編をご紹介したい。
  おお大いなる人間がやって来る──
  あたりいちめん
  地上では草という草がふるえる。
  天上には法螺貝ほらがいが鳴り響き、
  地上には勝利の太鼓がとどろく──
  大いなる生誕のよろこびの瞬間ときが来たのだ。
  今日暗き夜の要塞ようさいの門が
  こなごなに打ち破られた。
  日の出の山頂に新しい生命への希望をいだいて
  おそれるな怖れるなと、呼ばわる声がする。
  人間の出現に勝利あれかしと、
  広大な空に
  勝利の讃歌さんかがこだまする。
  (「最後のうた」森本達雄訳)
6  暗き夜のような″権威の門″″傲慢の門″″人間蔑視の門″は破られた。新しい自由な人間の出現に勝利あれ──。
 どこまでも「人間」である。大聖人の仏法も、その目的は「人間」の幸福である。
 どうか、中部の皆さま、そして私どもSGIは、この人間の勝利の賛歌を高らかに歌い続けていきましょう、と申し上げ、スピーチを終わります。きょうは本当におめでとう!

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