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日蓮大聖人・池田大作

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ドイツ青年代表者会 君たちは″平和の仏法″の使徒

1991.6.6 スピーチ(1991.4〜)(池田大作全集第77巻)

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4  鍛えた青春はダイヤモンドと輝く
 さて、本日、インド出身で、耳鼻咽喉科の世界的権威であるベルリン自由大学のナジール・A・カーン博士が、来賓として諸君を祝福に訪れてくださった。(拍手)
 一九八七年、博士は横浜での第一回「SGI世界医学者会議」には名誉議長として出席してくださっている。また、前回のドイツ訪問のさいには「ドイツ総会」でスピーチされ、「世に指導者といわれる人物は多いが、人間の平和と自由のため、つねに民衆とともに進む真の平和指導者は、SGI会長をおいてない。心から称讃の拍手を送りたい」「ヒトラーは武器を持った。池田先生はまったく武器を持たぬ自由と平和の戦士である。私は非暴力のガンジーより優れていると思う」と語ってくださっている。
 さらに博士は、四年前、東京でお会いした折、「人間の平等観」にふれ、次のように語っておられた。
 「人間は、だれもが限りない可能性をもっている。しかし、同じ炭素でも、高圧と高熱を加えられたものはダイヤモンドとなるように、人間も潜在する力をどう磨き、発揮させるかで、その人生の輝きは大きく異なってくる。ゆえに、正しい方法で、自己を磨き、ダイヤのようにみずからの力を輝かせていくことが大切である」と。
 私どもにとって、自己を磨く「正しい方法」とは「信心」である。信心は透徹すれば、仕事、家庭など人生の一切の勝利に通じる。中途半端は、すべてを中途半端にする。皆さんは、徹して自身を鍛え、自身を開き、″ドイツのダイヤモンド″″世界のダイヤモンド″として、まばゆいばかりの光を放つ人生であっていただきたい。(拍手)
5  けさ、私は皆さんに贈るため、詩をつづった。ここに、私の皆さんへの思いをこめたつもりである(拍手)。(長編詩「君に『王者の月桂冠』を」が、席上、紹介された。=本全集第41巻に収録)
 ドイツの人に会うと、親しみを感じる。安心感がある。私は本当にドイツが好きである。高い文化を尊敬もしている。
 この偉大なるドイツの地で、伸び伸びと、あせることなく、着実な信頼の輪を広げてほしいと念願し、お祝いのスピーチとしたい。(ドイツ文化会館)

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