Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十八回全国婦人部幹部会 「哲学」と「幸福」の世界一の婦人平和運動

1991.5.25 スピーチ(1991.4〜)(池田大作全集第77巻)

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23  大聖人はこうも仰せである。
 「返す返す今度の道は・あまりに・おぼつかなく候いつるなり、敵と申す者はわすれさせてねらふものなり
 ――返す返すも、今度の帰り道はあまりにも心配でした。およそ敵というものは、その存在を忘れさせ、油断させてねらうものである――。
 「是より後に若やの御旅には御馬をおしましませ給ふべからず、よき馬にのらせ給へ、又供の者ども・せんにあひぬべからんもの又どうまろ胴丸もちあげぬべからん・御馬にのり給うべし
 ――今後もし旅に出られるさいは、馬を惜しまれてはなりません。よい馬にお乗りなさい。また、供の者たちには、万一の場合にそなえて役に立つ者を連れ、また、あなたが鎧をつけても耐えられる丈夫な馬にお乗りなさい――と。
 油断をいましめられたうえで、旅に出るさいの心がけの一つ一つについて、まことに具体的で、こまやかなお心づかいであられる。
 「よき馬」とは、贅沢を勧められたものではない。安全のためであろう。
 また現代の旅行であれば、列車や自動車に乗る場合も、必ずしも、窮屈な、つらい思いをしながらではなく、何より安全に、また楽しく行くべきであると、とらえることもできよう。そうした姿が、周囲にもさわやかな印象を与え、信頼を広げることにつながっていくのである。
 これからは日本中、世界中で研修会も活発に行われる予定である。そうしたさい、壮年、男子の皆さまは、率先して″役に立つお供″となって婦人部に尽くしてあげてほしいと念願する。(爆笑、拍手)
24  強い「信心」あれば、諸天は必ず守る
 さらに、大聖人は続けて、こう仰せである。
 「摩訶止観第八に云く弘決第八に云く「必ず心の固きに仮つて神の守り則ち強し」云云、神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎなれども・つかう人によりて物をきり候か
 ――天台大師の『摩訶止観』の第八並びに妙楽大師の『弘決』の第八に「必ず心が堅固であってこそ神の守護も強い」とある。神が守るといっても、それは、人の心が強いことによるということである。法華経(御本尊)はよい剣であるが、その切れ味は使う人によるのである――と。
 強い「信心」があれば、諸天善神は必ず守るとお約束である。
 学会は「信・行・学」ともに、御本仏大聖人の仰せのままの強盛な信仰を貫いてきた。ゆえに、六十年の間に受けた大難もすべて厳然と乗り越え、正法を世界へとこれだけ拡大することができた。
 これほどの難を受けたのは学会だけである。これほどの難を受けながら、これほどの広宣流布を成し遂げた。他のだれにできるであろうか。まさに信心の「心」が固かったからである。この「事実」の姿に、学会の「正しさ」は明白に映しだされている。(拍手)
 ともあれ、すべては「心」の強弱で決まる。信心の厚薄で決定する。強き心、強き信心の一念に諸天も限りなく集い、一切を良い方向へと回転させていく――これが大聖人の仏法である。
 いよいよ強盛なる信心で、朗らかに結成五十周年をめざし、わが同志とともに、揺るぎない「確信」と「希望」と「安心」の生活を送っていただきたい。(拍手)
25  本日は、各地の衛星同時中継会場で結成四十周年記念の婦人部総会が開催されている。
 この会場には、海外六カ国の代表が、そして沖縄研修道場には、アジアの婦人部、女子部の代表が研修のため参加しておられる。
 全国の皆さまに、心からお祝い申し上げたい。(拍手)
 どうか「健康第一」で前進していただきたい。そして、「大福運の人生」を送っていただきたい。そのために、生涯、仏勅の創価学会とともに、信心強盛に歩んでいかれんことを心から念願し、きょうのスピーチを終わります。
 いつまでもいつまでもお元気で。またご家族によろしくお伝えください。おめでとう! ありがとう!(創価国際友好会館)

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