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日蓮大聖人・池田大作

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第四十二回本部幹部会、第七回壮年部幹部… 大偉業に生きる人は永遠に若い

1991.5.17 スピーチ(1991.4〜)(池田大作全集第77巻)

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21  難こそ「仏勅の団体」の証明
 ありとあらゆる策動、圧迫、奸計(悪だくみ)、暴力――。学会は、信心と団結ですべて乗り越え、正義と真実を証明してきた。だからこそ、今日までの広布の前進が果たせたのである。
 そして、現在も、未来も、「世間の留難」はとどまることはないであろう。しかし、それも、すべて大聖人の御聖訓のとおりである。学会が「仏勅の団体」である証明であり、避けられぬ宿命であり、そして誉れなのである。(拍手)
 大聖人は「開目抄」で、「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」――愚人にほめられることは第一の恥である――と仰せである。この御精神を、門下は永遠に忘れてはならないと信ずる。(拍手)
 この御文について、日亨上人は、「悪徳愚凝の者に称讃せらるゝよりも、罵詈誹謗せられる方が却って光栄となるわけである」(『追考 聖訓一百題』)と述べられている。
 私どもは、つねにこのことを確信し、低級な批判など歯牙にもかけず、悪口こそ、大聖人門下の光栄ある勲章であると、誇らかに前進していきたい。(拍手)
 この強き信念を忘れ、信心の正道をごまかし、難を恐れ、いわんや広宣流布の実践ゆえに「世間の留難」にあっている信徒に対して、仏法を知らない″愚人″の言に便乗して、「清浄な宗風と信用を傷つけた」等と、ともに中傷するような門下がいたとしたら、それこそ大聖人の御精神に違背した「宗風を汚す」行為ではなかろうか。(拍手)
 日亨上人は、続いて、「鳴呼、愚人はいやだ、グーダラベーはいやだ」(爆笑)と。「(=こうした連中が)国に多くなれば国を危うくし、宗門にはびこれば、宗門を亡ぼすかも知れぬ」(同前)とも予見されている。貴重なご遺言といえよう。(拍手)
22  どうか、壮年部の皆さまは、毎日、毎日を強く、生きて生きて生きぬいていただきたい。そして、太陽のようにあたたかな、宇宙の広がりのようなおおらかな慈愛をもって、奥さまを大切にしていただきたい。(婦人部から拍手)
 ご主人が朗らかで、毎日愉快な気持ちであれば、家族も楽しく安心する。とくに帰宅のさいには、むっつりと陰気に入ってきたり(爆笑)、倒産寸前のような不景気な顔であっては、まわりもたまらない(爆笑)。笑顔と思いやりの一言があれば、奥さまのほうでも態度は変わる。(爆笑)
 また、婦人部の皆さまも、ご主人が帰宅したら、やはり笑顔で迎えてあげていただきたい。社会で戦うことは、想像以上にたいへんである。じつのところ、笑顔どころではないというのが、男性の本音かもしれない(爆笑)。そこで奥さまは、少なくとも、ご主人が帰宅したとたんに厳しい目を向けてはいけない。(爆笑)
 おたがいに、あたたかな笑顔で朗らかに、毎日を生きていただきたい。その強さ、生命力は、「現世安穏」の一つの表れといえまいか。朗らかなところには希望がわく。調和が生まれる。信仰の喜びも満ちてくる。福運も増加していく。それが私の長い経験のうえからの一結論であり、アドバイスである。
 大切な使命をもった皆さまの、広宣流布における、ますますの名指導、名指揮をお願いし、きょうのスピーチを終わります。遠いところ、お疲れのところ、本当にご苦労さまです!(創価国際友好会館)

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