Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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海外派遣メンバー協議会 現実の大地から″夢″を掘り出せ

1991.2.14 スピーチ(1991.1〜)(池田大作全集第76巻)

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17  「現実」に生き「民衆」のなかに生きよ
 仏法は現実主義である。多くの外道が観念論におちいるなか、釈尊は厳然と、現実に即して離れない中道の生き方を説いた。
 「現実」という大地を離れて、仏法はない。「民衆」という大地を離れた宗教者は、根なし草となる。現実に背を向ける者は、現実から背を向けられる。民衆を見くだす者は、民衆から軽蔑されよう。
 私どもは、日蓮大聖人の仰せのままに、いかなる苦労もいとわず、「現実」に生き、「民衆」のなかに生きぬいてきた。ゆえに御本仏のお心に感応し、広布の大展開があったと信ずる。
 私どもは変わらない。この道を行く。法のため、人類のために。だれが変心し、堕落しようと、また私どもにまで、その民衆利用の計画に従わせるため策動しようと、学会は変わらない。従えば、仏法は死滅する。人類の希望の太陽は消える。断じてできることではない。
 悪に従わねば、悪に迫害される。当然のことである。変心と堕落の人々からの攻撃は、信仰者の勲章である。
18  私どもは「地涌」の戦士である。大地から陸続と涌き出でた、御本仏の眷属である。三世にわたる門下である。
 地涌――ここに大きな意義がある。決して、高いところから天下ったのではない。
 地涌には「民衆」の鼓動がある。地涌には「平等」の響きがある。地涌には「自発」と「自由」の歓喜の調べがある。どうか、この「民衆連帯の道」を、また、広々とした「世界への道」を、ともどもに楽しく歩んでいただきたいと申し上げ、スピーチを結ばせていただく。
 (東京。新宿区内)

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