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日蓮大聖人・池田大作

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第一回関東記念総会・第三回全国女子部幹… 正義の道を歩めそれが人生の宝

1991.1.15 スピーチ(1991.1〜)(池田大作全集第76巻)

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17  「言葉の力」こそ「民衆の力」
 「雄弁な農夫」の話は、時代から時代へ伝えられ、昔も今もエジプトの学校の教材になっているという。
 「最後は正義が勝つ」――これが農夫の信念であった。そして彼を模範として、エジプト人の伝統精神となってきた。
 古代の身分制の社会にあってさえ、相手が権力者でも、堂々と農夫は正義を訴えた。主張がとおるまで、あの手この手で叫び続けた。途中では絶対やめなかった。また本来、だれにもやめさせる権利はない。
 ″近代的″ともいうべき、この民衆の「正義の闘争」は、現在なら納得しやすいが、五千年も前の戦いである。この闘争が、今なお人々の胸に勇気の光を投げかけていることを見逃してはならない。私どもも、「民衆の勝利」「正義の勝利」の歴史を堂々と刻み、後世のために残してまいりたい。(拍手)
18  最後に、この一年も、どうか健康で、愉快に、すばらしい年にしていただきたい。一年が十年にも勝る年にしていただきたい。私も海外を何回か訪問する予定である。また全国各地も、できうる限り訪問させていただきたいと願っている。(拍手)
 堂々と獅子のごとく、前へ、また前へと進んでいただきたい。自分らしく、また自分らしく、朗らかに「わが不滅の歴史」をつづっていただきたい。
 毎朝毎晩、皆さまのご健康、ご長寿、無事故を、私は祈らせていただいている。そして、広布に走る皆さま方の三世にわたる幸福を祈っている。また、皆さま方を守るために、私は戦っている。このことを申し上げて、本日のスピーチを終わりたい。
 お休みのところ、遠いところ、本当にご苦労さま!
 (東京戸田記念講堂)

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