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日蓮大聖人・池田大作

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福井支部結成三十周年開幕記念勤行会 朗らかに妙覚の山へ、寂光の空ヘ

1990.10.23 スピーチ(1990.8〜)(池田大作全集第75巻巻)

前後
6  人生には、さまざまな苦悩がある。病の時もある。また死も必ずやってくる。しかし、仏法の眼を開いて見れば、本有(生命にもともとそなわっている)の病であり、本有の死である。本有の苦悩である。何も嘆く必要はない。
 すべて、三世にわたる″幸福の大旅行″の一コマであり、妙法を持つ人は、すべての風景を悠々と楽しみきっていけるのである。
 「死」も「方便現涅槃(方便として死の姿を現す)」(法華経寿量品)と説かれるように、苦しい敗北や地獄の死ではなく、次の使命の人生への荘厳なる晴れの出発である。夜、疲れをとるために安眠し、朝、はつらつと起きるように、日覚めれば、すぐに楽しき来世である。
 そもそも、死がなければ、皆、五百歳になっても(笑い)、ずっと付き合わねばならない(爆笑)。いいかげん、あきてしまう(爆笑)。しかも体はガタガタ(爆笑)、頭ももうろく(笑い)、人が多くて住む所もない。こんな困った話はないであろう。(笑い)
 ともあれ、広布に進む妙法の友は、皆、尊貴なる仏子である。「皆仏なり」と、御書には示されている。
 そして、続けて「仏を毀りては罪を得るなり」――御本尊を信受する人は全員仏であり、その仏をそしっては罪を得る――と。皆さまを軽んじ、苦しめていくような者は、だれ人であろうと、重大な罪を得るとの仰せである。
 どうか、どこまでも誇らかに、どこまでも希望を高く、楽しき異体同心の前進をお願いしたい。(拍手)
7  先ほど発表されたように、一九九五年には福井でSGI総会が開催されることになった(=予定を繰り上げ、九三年〈平成五年〉十月に「SGI親善交歓会」として開催)。世界各地から多くの友が訪れ、皆さま方にお世話になることと思うが、くれぐれもよろしくお願い申し上げたい。また、すばらしい研修道場の建設計画も検討されている。(拍手)
 さらに、皆が楽しく、心はずむような愛唱歌を作ってはどうだろうか(=九三年に有志の作詞・作曲による「希望の空へ」が完成、県下で歌われている)。「♪福井よいとこ、一度はおいで」(笑い)と、多くの人に親しまれるような歌にしては、と提案したい。
 いずれにしても、皆さま方の力で、この福井の地を、楽しくも希望に満ちた理想郷にしていただきたい。
 最後に「福井の友に勝利あれ! 福井の友に栄光あれ!」と念願し、また、たいへんにお世話になり感謝申し上げたい。どうか、お会いできなかった方々に、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。福井の皆さま、本当にありがとう。
 (福井文化会館)

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