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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカSGI青年研修会 青春の力走に栄冠のゴール

1990.2.26 スピーチ(1990.2〜)(池田大作全集第74巻)

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13  また毎日、私どもが読誦している寿量品には「常懐悲感。心遂醒悟」(開結五〇五㌻)――常に悲感を懐いて、心遂に醒悟しぬ――とある。
 これには甚深の意義がある。くわしい説明は省くが、わかりやすくいえば、子どもたちが、偉大なる父の死を聞いて、何も頼るものがなく、苦悩にうちひしがれ、つねに心に悲しみをいだいて生きてきた。その悲しみの果てに、ついに「信心しなければいけない(妙法の良薬を服さねばならない)」と目が覚めた、というのである。
 これは、一次元からいえば、人間、苦しみや悲しみがなければ、なかなか信心に目覚めず、「仏界」を涌現することはできないことを示しているともいえよう。
 だれもが、信仰する前は、心に「つねに悲感をいだいて」生きてきたかもしれない。また、アメリカも世界も、多くの人々は、精神的に強い確信も支えもなくなり、虚しさと「悲感」をいだいているかもしれない。
 しかし、この「仏界」に目覚めたならば、悲しむ必要はもはやない。「歓喜の中の大歓喜」の人生となる。まったく″新しい世界″が、生活に、人生に、社会に開かれてくる。そのことを教えていくのが私どもの使命である。いわば「歓喜の大使」が妙法の友なのである。
14  ここカリフォルニア州のモットーは「ユリーカ」、すなわちギリシャ語で「われ、発見せり」である。
 アルキメデスが、風呂の中で、王冠の黄金の純度を測る方法を発見し、喜びのあまり、裸で街に飛び出して、「ユリーカー ユリーカー」(見つけた! 見つけた!)と叫んで走り回ったという故事の言葉である。
 ゴールド・ラッシュを引き起こした「黄金の州」にふさわしいモットーと思う。
 私どもは、黄金よりも、アルキメデスの原理よりも、はるかにすばらしい「仏界」という生命の「黄金」を発見している。その歓喜に、青春のいのちを躍動させながら、「ユリーカー」と叫びつつ、楽しく朗らかに、価値の日々を生きぬいていただきたい。その意味で、本日の参加者を「ユリーカ・グループ」とすることを提案したい。(拍手)
 そして、この「ユリーカ」の大地、カリフォルニアから、全米へ、また世界へ、本格的な「正法広宣流布」の幸福の潮を広げてまいりたい。私もできるかぎり何度も訪問し、最大に応援させていただく決心である。(参加者は立ち上がって、大拍手)
 皆さんの″人生の栄冠″を心から念願し、今回の訪問の最後の青年研修会としたい。
 (マリブ研修センター)

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