Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

アメリカSGI青年研修会 皆さんは社会と人間の開発者に

1990.2.14 スピーチ(1990.2〜)(池田大作全集第74巻)

前後
7  ″道理″の力が時代を変える
 大聖人は、信心のゆえに理不尽な圧迫を受け、たいへんな苦境に立たされていた四条金吾に対し、こう励ましておられる。
 「仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり
 ――仏法というものは道理をもととするものである。道理というものは主君のもつ悪しき権力にも必ず勝つのである――と。
 仏法は最高の道理である。いうなればもっとも深く、もっとも普遍的な「コモン・センス」を説ききっているのが、この仏法である。
 仏法は、宇宙の究極の法であり、幸福への最高の法である。この仏法を信受したことは、わが生命に幸福の種子を植えたことである。ゆえに、怨嫉や退転によって、幸福の種子を捨てたり、煎ってダメにしてはならない。
 ともかく、何があっても題目を唱えぬいていくことだ。良いときも悪いときも、喜びのときも悲しみのときも、楽しいときも苦しいときも、題目を唱えていけばよい。その人こそ、生活の勝利、人生の勝利、社会の勝利を勝ち取っていけるのである。
8  なお、本日の研修を記念して、創価大学の重宝の中から、何点か紹介させていただきたい。ナポレオンの書簡集、アインシュタインがユダヤ人の団結をベルリンから呼びかけた手紙、ホイットマンのサイン入りの詩集『草の葉』の初版本など、ごく一部であるが、後ほどご覧になっていただきたい。
 最後に、広布の未来は、すべて皆さんに託す以外にない。私は皆さん方のご多幸を祈りたい。健康を祈りたい。そして一生涯、皆さん方に題目を送り続けていきたいと申し上げて、本日の記念のスピーチを終わらせていただく。
 (創価大学ロサンゼルス分校)

1
7