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日蓮大聖人・池田大作

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「11.18」記念合同幹部会 「偉大な道」歩む人が偉大に

1989.11.12 スピーチ(1989.8〜)(池田大作全集第73巻)

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19  「深き理想」には「深き人生」が、「大きな目標」には「大きな自分」がともなっていく。理想、目標のない人生は、努力も苦労もないが、向上への喜びもない。そこにはむなしい自分しか残らない。
 私どもは「広宣流布」という人類未聞の理想に向かって、日々努力を重ねているのである。ゆえに、人に倍する忍耐も苦労も要るが、真実の「満足の自分」を築くことができるのは間違いない。(拍手)
 人がどう評価するか、それはどうでもよい。また、一時の姿がどうかということでもない。要するに、最後の最後に会心の笑みを満面に浮かべられる人生かどうかである。生涯を振り返り「自分は人生に勝った。楽しかった。悔いはない」と言える人が、勝利者である。(拍手)
 とくに青年部の諸君は、悪戦苦闘の境遇であるかもしれない。華やかな栄誉とも無縁であろう。それでよいのである。それぞれの使命の天地で、理想へと努力し続けていただきたい。そこにこそ、わが胸中に永遠に崩れぬ「勝利の砦」が築かれていく。(拍手)
20  最後に、本日は「文京の日」でもあり、懐かしい方々が多く参加されていることでもあり、かつて戸田先生が文京の友に述べられた指導を紹介したい。(拍手)
 昭和二十八年(一九二二年)十一月の第二回文京支部総会で、戸田先生は「牧口先生が倒れても、先生の後、私は広宣流布に身命を捨てている。感心せずについてこなければだめです。きみらがついてこようとこまいと、私はやっていく」(『戸田城聖全集 第四巻』)と、厳として言いきられた。
 牧口先生の遺志を継ぎ、″たった一人であっても、広宣流布はやり遂げる″との戸田先生の叫びであった。そして私も、この戸田先生の心を継いで立ち上がった。
 文京の友は、戸田先生に縁の深い誉れの同志である。また私も青年時代に広布の指揮をとった忘れ得ぬ地である。どうか文京の皆さまは、恩師の叫びを胸に、すばらしき前進の歴史を残しゆかれんことを念願するしだいである。(拍手)
 皆さま方の、ますますのご健康とご活躍、ご多幸をお祈りするとともに、交通事故等にくれぐれも気をつけて″無事故第一″で精進されることを願って、本日のスピーチを終わらせていただく。
 (創価文化会館)

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