Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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イギリス最高会議 社会の中で模範の人間道を

1989.5.23 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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3  最後に、きょうは最高幹部の皆さま方であるゆえに、一点、信仰の大切な基本を申し上げておきたい。
 それは「仏法は道理」ということである。ゆえに道理正しい生活をしていかねばならない。
 信仰したからといって、決して、何か特別な姿になるわけではない。まして奇異な行動などあってはならない。私どもは、どこまでも社会人であり、一市民である。
 ゆえに自分自身の「仕事」と「生活」を大切にしていただきたい。また「家庭」を大切に、そして「隣人」を大切にしていただきたい。良き市民とし、良き国民として、この現実の社会の中で、模範の人間道を歩み通してほしい。
 「正しい信心」による「正しい生活」を――。これが皆さま方への私の心からのお願いである。
4  ともあれ、先ほど申し上げたように、信心とは「永遠の幸福」への三世の旅である。ゆえに今世の厳しき社会という舞台で生き抜き、戦い抜き、見事に勝利していかねばならない。
 我が身の宿命と戦い、我が人生を最大に生き抜き、社会の荒波の中で堂々と勝ち抜いていくことである。
 大正法を行じた人が負けるわけがない。それが信心である。三世永遠にわたる「幸福の軌道」にのっとった旅路を歩むことができる。
 どうかコーストン理事長を中心として、どこの国よりも理解と信頼の輪を広げ、「模範」のイギリスになっていただきたい。
 今、イギリスが理想的に進んでいることは慶賀にたえない。これからも「イギリスのメンバーが最高の幸福者である」といえる連帯の輪を薫らせていただきたいと祈り、願って、私の記念のあいさつとしたい。

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