Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十四回全国青年部幹部会 強き君ありて限りなき未来

1989.4.25 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

前後
19  そして戸田先生は、昭和二十七年十月、東北の地で、当時の女子青年部に、次のように語っておられる。
 「みな、日蓮大聖人様の命を受け、広宣流布する役目をもって生まれてきたということが宿習なのです。それがわかるか、わからないかが問題です。そういう人生をよくみつめ、自分観、人生観、社会観、宇宙観、この四つをきちっとまとめているのが仏法なのです」と。
 自分は何のために生まれてきたのか。どのような使命をもっているのか。またどう生きればよいのか。人生の真実の幸福は何なのか。それを人間は知らなくてはならない。さらに、社会のためにどのように尽くしていくか、あるいは、どうすれば大宇宙のリズムに合致し永遠の世界に生きていくことができるか、これらを明確に把握しておかなければならない。それらのことを誤りなく教え、自分のものとしていけるのが仏法である。
 妙法を受持した諸君に、使命のない人はいない。そして、自らが願い、果たさんとしてこの世に出現してきた使命──それに徹して生きる人ほど、尊く強いものはない。
 「自分」と「人生」と、そして「社会」と「宇宙」とを貫く妙法にのっとって生きていく人が、真の人生の探求者であり、最高の幸福の人であると、私は強く申し上げておきたい。
20  挑戦のなかに勝利への気流
 諸君は若い。人生はこれからである。若きエネルギーでますますの活躍をお願いしたい。そのためにも、健康な日々であっていただきたい。はつらつと健康で行動し、また行動によってますます健康を増進していく、という聡明な日々の活動、生活であってほしい。
 我が学会に青年部のいる限り、無限の前進がある。青年の歌声と笑い声と、にぎやかさがある限り、勝利が大きく待っている。
 青年の凛々りりしくも、若々しい、燃え上がる信心の勇気と情熱がある限り、学会の前途は盤石である。青年の太陽は、限りなき希望となって昇っていくのである。
 ともあれ、忍耐の中に勝利の種は生まれる。挑戦の中に勝利への気流はつくられる。粘りの前進の中にのみ凱歌の足あとが刻まれるものである。
 ″君たちよ、強くなれ、強くなれ!負けるな、絶対に負けるな!″と申し上げて、私のズピーチを終えたい。

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