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日蓮大聖人・池田大作

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第九回全国青年部幹部会 青年よ民衆のために走れ

1988.10.29 スピーチ(1988.5〜)(池田大作全集第71巻)

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18  新世紀への宗教運動
 さて、牧口先生についての研究もされているアメリカの教育学者に、ベセル博士がおられる。
 このほど、「宗教の役割」について、博士が次のように語っていたとの報告が寄せられたので、ご紹介させていただく。
 「宗教は本来、社会を活性化し、新しい価値創造の活動を支える役割を持つべきであると私は思っている。しかし、現実は宗教は社会の新しい発展を促進するどころか、それをさまたげる反動的な勢力となってきた。現代において、宗教本来の使命を果たしている宗教団体は極めてまれであり、そのまれな宗教運動が創価学会の運動です。私が創価学会を評価する最も大きな理由はそこにある」と。
 宗教が社会に果たすべき役割という意味から、博士は学会をこのように評価されているのである。
 博士はさらに「宗教が社会にとって価値ある存在であり続けるためには、その宗教がもっている本質的な部分(教義・精神)の掘りさげとともに、時代の動向(時代性)を鋭く見抜き、その時代に最も適した形で教えを説き、展開していく努力が要求される。時代はどんどん変化していくがゆえに、それができない宗教は形式化し、社会にとって無意味で、かえって邪魔な存在になってしまう」と述べられている。
 宗教運動についての鋭い分析ぶんせきであり、私たちの広布への活動にあっても、心しなければならない識見であるといえよう。
19  誉れある広布の「聖業」貫け
 昭和三十年十一月三日の創価学会第十三回総会の席上、当時、重役であられた日淳上人は、次のように述べられている。
 「今日の人はややもすれば外にのみとらわれて内の心を忘れてはいないかと思われるのであります。若し心を忘れて外の形態のみを追うならば、根をはなれた枝葉であり、根のい生活となってしまうのであります。(中略)しからば心を再建するのは何かと云えば、完璧かんぺきに正しい宗教によりづその依拠えきょを定める以外に無いのであります」と。
 その仏意のままに行動しゆく創価学会の意義について「今、学会が人生に光明こうみょうを失った人を導き、また見出されぬ人に正しい宗教を教え、新生活建設のために指導している事は、誠に尊い聖業せいぎょうであると存ずるのでございます」と。
 日淳上人が「聖業」とまでたたえてくださった学会の活動である。必ずや御本仏・日蓮大聖人から賛嘆していただけることは絶対に間違いない。どうか諸君はこのほまれある広布の大道を堂々と進んでいただきたい。
 終わりに、大切な諸君がカゼをひかないように、また交通事故、火災等にくれぐれも注意していただきたいと申し上げるとともに、二十一世紀の大事な大事な指導者である皆さま方の素晴らしき成長を祈って、本日の指導を終わらせていただく。

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