Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回未来部総会 学び鍛えよ 未来のために

1988.8.7 スピーチ(1988.5〜)(池田大作全集第71巻)

前後
30  戸田先生は御逝去せいきょの前、しみじみと語っておられたことがある。
 「大作、お前が、今の私の年齢になった時は、どのようになっているかな」と。
 短くはあるが、心にしみいる言葉であった。
 きょう、私のもとに集い来たった後継の若き門下は、現在、十一、二歳から十八歳。私は六十歳──。戸田先生と同じ心で、私は諸君の未来を胸に思い描いている。
 今、十八歳の諸君が六十歳になるのは西暦二〇三〇年。すなわち学会創立百周年の年である。その時には、広布の舞台は、はるかに壮大に広がっているにちがいない。世界の、ありとあらゆる地域で、ありとあらゆる分野で、絢爛けんらんたる活躍のステージが諸君を待っている。
 いよいよ広宣流布の本格的な展開の時代である。
 この百周年を、諸君は見事に″黄金の歴史″で飾っていただきたい。これが本日の私のお願いである。″遺言″というとセンチメンタルになる。むしろ私は一言、諸君に「しっかり頼む」と託したい。その意味で、本日は、百周年という、すばらしき学会の黄金時代への幕が開かれた──と明確に申し上げておきたい。
31  ともあれ諸君は若い。長い将来がある。
 天草四郎は、余りにも若くして散った。しかし諸君は、健康であり、長寿であっていただきたい。無事故で生き抜き、どこまでもたくましく長生きをしていってほしい。そして一人ものこらず、立派に人格を完成しきって、名実ともに偉大な学会のリーダーに、社会と世界の指導者に育っていただきたい。
 必ず、そうなってもらいたい。また必ず、そうなっていくであろう。それが私の悲願である。私は、諸君の成長を祈りに祈っている。
 最後に、重ねて諸君の「健康」と「長寿」をお願いし、本日の私のスピーチとさせていただく。

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