Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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杉並、品川区記念合同幹部会 自らの胸中と地域に広布の城を

1987.12.28 スピーチ(1987.7〜)(池田大作全集第69巻)

前後
12  戸田先生は次のような和歌をんでおられる。
 「君強し 妙法のとりでの ぬしとなり 功徳の雨を 友にふらせよ」
 (以下、和歌は『戸田城聖全集 第一巻』から引用)
 この歌は昭和二十六年(一九五一年)十一月十八日の学会創立記念日に詠まれたものである。
 ここで戸田先生は、君は信心強盛である。どうか妙法の砦、城のあるじとなって、広布の友に、功徳の雨をたくさん降らせていってほしい、と願われている。
 また、「妙法の 道に生きぬく 学会の 砦はかたし 永久とわの命に」と。この歌を拝すると、ひとこと、ひとことにじつに深い人生の哲理が含まれていると思えてならない。
 その意味において、私は「妙法」という最極の道を歩んでいかれる皆さま方お一人お一人の胸中に、輝きわたる″妙法の宮殿″の「城」を築いていっていただきたいのである。とともに、品川には品川の広宣流布の「城」を、杉並には杉並の広宣流布の「城」を、さらに大田の地にも、新宿の地にも、さらにすべての皆さま方の地域にあっても確固たる広宣流布の見事な「城」を築いていっていただきたい。
 みなさまの胸中にも、またそれぞれの地域にも「城」が築かれてこそ「依正不二」の法理の偉大なる証明にもなっていくのではないだろうか。
13  次に、有名な「妙法の 広布の旅は 遠けれど 共に励まし 共々に征かなむ」との先生の歌がある。
 この歌はご承知の通り、戸田先生の私どもに対する遺言である。広宣流布という崇高な道をともどもに励ましあいながら進んでいきなさい、との永遠の指針でもある。
 広布の歩みは、困難の多き長き旅路である。しかし、この誉れの道を進みゆく私どもは、広宣流布成就のその日まで、妙法の同志として、どこまでも、ともどもに励ましあい、前進をしていきたい。
 最後に、秋谷会長をはじめ、全学会員の皆さまが、すばらしき幸福に満ち満ちた人生の日々でありますとともに、良いお正月を迎えられるよう、心からお祈り申し上げたい。また、本日、お会いできなかった皆さまにも、くれぐれもよろしくお伝えくださいと申し上げ、私の本年最後のスピーチとさせていただく。

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