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日蓮大聖人・池田大作

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8・24記念大田区幹部総会 深き「感謝の心」「歓喜の心」を

1987.8.23 スピーチ(1987.7〜)(池田大作全集第69巻)

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28  さらに戸田先生は「されば、大御本尊のこと以外においては、謙遜けんそんであって、決して傲慢ごうまんな姿であってはならない。また、上長の位置を誇ることなく、なにごとも命令的であってはならぬ。指導である以上、相手に納得のいくようにしてやらなくてはならぬ。そうして御本尊の尊さ、功徳の偉大さを十分に納得させねばならぬ」といわれている。
 人々を「納得」させられるかどうか。指導者は納得させられるだけの力をもたねばならない。そうでないと指導者として失格であると断ぜざるを得ない。
 続けて戸田先生は「要するに御本尊を信ずる力と、慈悲とに満ちて、友として指導するものこそ、指導者の自覚を得たものというべきではないか」と結論づけられている。
 すべての人が友人である。とくに信心をしている人々は″法の友″である。広布の指導者は、その自覚を強く持って、妙法の友への指導、激励に当たっていただきたい。
 さらに、戸田先生の指導に「私は支部長の人格を尊重している。支部長は地区部長を尊重せねばならぬ。班長、組長も同様である。上の人が信心を十分して、下のものをかわいがらねばならぬ」とある。
 この言葉は、戸田先生の大事な指導として、私はいつも胸に刻み、心がけてきたつもりである。
 いずれにしても幹部の立場にある人は、後輩を大事にし、かわいがっていかねばならない。謙虚に、ていねいにお世話していかねばならない。これが学会の精神であり、仏法の慈悲の精神に通ずる。
29  ご存じの通り、私は昭和二十二年(一九四七年)八月二十四日、十九歳で入信した。以来、広宣流布一筋に進んできた。そして明二十四日には、入信満四十年を迎える。次に私は、入信満五十年を目指して、広宣流布のために、全世界の平和のために、また正法外護と大切な仏子である会員を守るために、全力をあげて戦い抜いていくことをお誓いし、本日の私のスピーチとしたい。

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