Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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SGI欧州アフリカ諸国会議 広布の組織は民衆の大地潤す大河

1987.6.6 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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7  一人一人が妙法流布の″源″たれ
 御書に「源に水あれば流かはかず」――源に水があれば、その流れは決してかわくことはない――と仰せである。
 各国の広宣流布の流れにあって、皆さま方、お一人お一人は、妙法流布への尊い″源″の存在である。
 その流れが、悠久の大河へと限りなく裾野を広げていくか、それとも、広布の途上で、わびしくれてしまうか――それは、すべて″源″の存在である皆さま方の信心と活躍で決まるといってよい。その意味から皆さま方こそ、各国の平和と繁栄の未来のために、最も重要な存在であることを確信されたい。
 未来への力強い前進のためには、「団結」こそ肝要である。「団結」なくして、偉大な広宣流布への″源流″となることはできない。ゆえに、何よりも、各国の中心者は、後進の友を、弟や妹のごとく、また親友のごとく、心から大切にしてほしい。そして友の成長のための真心の励ましを忘れないでほしい。もちろん、信心の上の誤りを正したり、確信ある指導は大事である。しかし権威で接したり、感情的な言葉で叱咤することはあってはならない。
 また、中心者も凡夫であるがゆえに、様々な欠点もある。メンバーの方々が物足りなさを感じたり、誤った行き方だと思う場合もあるかもしれない。そのさいは、広く、大きな心で、中心者を支え、時に率直に語り合いながら、足りない点を補い合っていただきたい。ともあれ、仲の良い、異体同心の団結で、広布の大河へと進みゆく、確固たる″源の流れ″をつくりあげていただきたい。
8  本日は、小さな会場での集いとなった。今後、フランスにも、広布の伸展に伴い、大きな会館が建設されていくと思う。その時には、きょうの集いは、良き思い出となって残っていくにちがいない。
 また、ヨーロッパ、アフリカの各国にも、これから、広布の城である会館が建設されていくと思う。それを、発展への節を刻む当面の目標ともしながら、たゆみない前進をお願いしたい。
 皆さま方は、久遠元初にあって広布を誓い合い、それぞれ使命の国土に生まれあわせた″地涌の勇者″である。どうか世界中に確かな広布の軌跡と平和の砦を築きながら、永遠に輝きゆく妙法の功労者として、所願満足の人生を飾っていただきたい。
9  皆さま方は、すばらしき広布の指導者である。大聖人も必ずや御称賛くださるにちがいない。また諸天の加護も絶対にまちがいない。私は、皆さま方のご健勝とご活躍を祈り、題目を送り続けたい。
 今回、お会いできなかったヨーロッパ、そしてアフリカの同志の方々に、くれぐれもよろしくお伝えいただきたいことを念願し、本日のスピーチとさせていただく。

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