Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西広布35周年記念代表者幹部会 常勝の歴史と旗を高らかに

1987.4.16 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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4  人生に何を残すかが大切
 ″明治の元勲とよばれた政治家は、大磯に滄浪閣という料亭を残した。また、別の政治家は椿山荘という料亭を残した。一方、福沢諭吉は慶応義塾を残した。大隈重信は早稲田大学を残した″と言われた。
 人生において何を残すかが大切である。私どもは、また皆さま方は、広宣流布の大道を残した。永遠不滅の妙法の仏法を多くの人達に下種した。また、多くの人達に永遠の福運を残した。この妙法を広めゆく仏意仏勅の行動は燦然さんぜんと胸中に永遠なる輝きを残した。
 ともあれ人類の夜明けの大道の妙法を広げた。末法万年への民衆救済の正道を開いた。その尊き労作業は何ものにもかえがたき次元の生々世々の福徳となっていくことは間違いない。つまり永遠に続きゆく勝利と幸福境涯の人生となっていく。
5  指導者には人々をして、信心を深め、幸福へと導く責任がある。ゆえに、その責任への自覚と力がなくてはならない。あらゆる角度から、知恵と工夫と努力を惜しまず、人々に満足と納得を与えるリーダーでなければならない。
 さらに、妙法を信受した人は、全て尊い仏子である。この尊き仏子に対して、決していばったり、感情的にどなったり、叱ったりしてはならない。つねに、真心の指導であってほしい。指導者は、相手が仏子の存在であることを絶対に忘れてはならない。
 傲慢な人にかぎって、自分自身の信心が長続きしない場合がある。決して傲慢であってはならない。慈愛の指導をお願いしたい。ご存じの通り、多くの傲慢な人は退転し、人に迷惑をかけている。
 ともあれ、皆さま方は日蓮大聖人の眷属であり、法華経の涌出品に説かれた地涌の勇者である。その誇りと自信と使命を胸中深く抱き、これからもますますの常勝関西の指揮をお願いしたい。

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