Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカSGI広布30周年記念勤行会 正法は「民主」と「平等」の大法

1987.2.26 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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4  それはそれとして、日蓮大聖人の仏法は、最も本源的な「民主」の原理に貫かれている。その一例として、御書には「王は民を親とし」と仰せである。
 「王」とは現代でいえば権力者であり、社会の指導者である。指導者は本来、民衆を我が親として懸命に仕えていくべきである、との仰せとも拝せよう。これは為政者にとっても、また私ども広布のリーダーにとっても、銘記すべき重要な基本である。
 民衆こそ、一切がそこから生まれる「親」である。民衆こそ最も大切な原点である。私は常に、この一点を忘れてはならないと思ってきた。
 いかなる指導者、著名人よりも、いかなる栄誉よりも、皆さま方「仏子」が尊い。折伏・弘教の実践者ほど大切な、尊貴な存在はない。その仏子を最大に守り、支えていくことこそ私の変わらざる心情であり、信念である。また仏法の「民主」の精神に則ったいき方であると信ずる。
5  今後もさらに広布三十五周年、四十周年、五十周年へと歴史を刻むごとに、アメリカSGIの一層の発展を期してほしい。
 最後に、本日の意義を記念して詩「世紀の太陽よ昇れ――アメリカ広布三十周年の門出に贈る」をお贈りし、本日の祝いとしたい。

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