Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国総県長会議 「あの人を見よ」と仰がれる模範に

2003.6.13 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
5  本部の私の執務室の屏風に刻んだ和歌がある。
  三世まで
    全会員の
      幸福を
    祈り念じて
      本陣厳たり
 今、私は、新たな“忘れ得ぬ同志”の執筆も始めている。タイトルは「わが忘れ得ぬ 尊き同志たちよ」に決定した。
 広宣流布の将の将として戦い抜いた同志は、それぞれに尊極な人生の使命の劇を刻み、残している。私は、その歴史を厳然と留め、永遠に宣揚してさしあげたい。
 御聖訓には「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」と仰せである。
 広宣流布に生き抜いた人は、必ずや、三世に崩れぬ幸福の軌道を歩んでいくことができる。
 ゆえに、何があろうとも、断じて退いてはならない。生涯前進であり、生涯闘争である。
 そして、「この人を見よ!」「あの人のごとく!」と後世の人々から模範と仰がれるような、見事なる闘争の一生を勝ち飾っていただきたい。
6  わが胸に広宣の魂を燃やしゆけ
 新しい希望を輝かせるのは、聡明な女性のスクラムである。
 フランスの作家、スタール夫人は語っている。
 「悪書が及ぼすかも知れない害は良書によってのみ正される」(『ドイツ論』1、梶谷温子・中村加津・大竹仁子訳、鳥影社)
 彼女は文豪ゲーテとも友情を結んでいる。彼女は権力の弾圧にも屈しなかった。
 こうも述べている。
 「雄弁は人をいっそう勇敢にし、勇気は人をいっそう雄弁にする」(同前)
 にぎやかに、愉快に、正義と幸福の対話を繰り広げていきたい。
 創価教育の父、牧口初代会長は言われた。
 「富よりも財産よりも、人材の養成が国家発展の根本義である」(『牧口常三郎全集』6)
 一切は人で決まる。未来の世界を変えるのは、偉大なる一人ひとりの人間革命である。
 リーダーの皆さまは、きょうも、わが胸に問いかけていただきたい。
 広宣流布に挑みゆく勇気が燃え上がっているか。
 同志を励ましてやまない大情熱がたぎっているか。
 異体同心の団結を築きゆく共戦の心は光っているか。
 そして、邪悪を断固として打ち破る正義の剣は、高らかに掲げられているか――。
 皆さま方が、ますますご健康で、ご長寿で、さっそうと広布の指揮をとり、仏の軍勢を勝利へ勝利へとリードされゆくことを、私は祈っている。
 そして各方面、各県の広宣流布の栄光の道が、無量無辺に開かれゆくことを真剣に祈っていく決心である。
 お帰りになりましたら、各地域の同志に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 お体を大切に!

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