Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国総県長会議 激流の時代を勝ちぬけ!

2001.11.13 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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7  一人の人間が「勝利の一生」を生ききったかどうか――それは人生の最終章で決まる。
 フランスの思想家モンテーニュは、「死」について、「それはもっとも重要な日であり、他のすべての日々を裁く日である」(『エセー』1、原二郎訳、岩波文庫)と述べている。
 大聖人は厳然と仰せである。
 「このような苦悩の世界(死後の地獄等の世界)に行ったならば、王の位も、将軍の位も、何の役にもたたない。獄卒(=地獄の鬼)の責めにあう姿は、猿回しに回される猿と変わらない。こうなった時は、どうして名聞名利や我慢偏執(我を頼んで心が傲り、偏ったものに執着すること)の心でいられようか」(御書1439㌻、通解)
 仏法の因果は厳しい。どうか、「私は勝った。何の悔いもない」と言いきれる、人生の総仕上げを晴れ晴れと飾っていただきたい。
8  トップが動け! トップが先頭に!
 混迷極まる激変の時代を勝利しゆくカギは何か。それは、トップが動き、トップが先頭に立ち、すべてにわたって、トップが率先して動きに動いていくことである。
 ゆえに、どうか皆さま方は、どんどん人と会い、味方をつくっていっていただきたい。情報を逃さず、全責任を担って、常に先手、先手を打っていただきたい。広宣流布は、即、最高の人間外交であり、究極の正義の渉外戦であるからだ。
 乱世である。油断してはならない。「勝って兜の緒を締めよ」である。戦いは「やりきっていく」ことだ。この「やりきっていく」精神が皆の心に燃えている限り、学会は、いくらでも発展していける。
 皆さまも、また尊き同志も、法のため、地域のために、人の何倍も働いておられる。だからこそ、人一倍、健康に配慮していただきたい。睡眠不足にならないよう、疲れをためないよう、気をつけていくことだ。
 偉大な広宣流布の闘士たる、大事な大事なわが創価学会の各県・各区のリーダーの皆さま方のご健康とご活躍をお祈りして、私のメッセージとさせていただく。
 (創価文化会館)

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