Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国総県長会議 皆に勇気と歓喜と確信を

2001.6.28 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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10  信心即行動! 一切を味方に
 戸田先生は、1000万人をはるかに超えて、世界に「平和の連帯」を広げゆくことを悲願とされていた。民衆の平和勢力を築くことができれば、いかなる国家主義の反動があろうとも、日本の針路を揺るぎなく安定させていくことができる。世界の平和への永遠性の軌道をつくり上げることができる。これが、戸田先生の壮大なるビジョンであり、夢であった。
 御書には、「魔及び魔民有りと雖も皆仏法を護る」との法華経の文が引かれている。
 妙法の人は、一切を味方にしていける。リーダーは、どんどん人に会い、広宣流布の味方に変えていくことだ。信心即行動である。「強い信力」で「強い前進」を、「大きな行力」で「大きな拡大」を起こしていっていただきたい。
11  昨日もお話ししたが、聖教新聞を配達してくださっている「無冠の友」をはじめ、広宣流布のために歩き、動いているすべての方々に、心から感謝申し上げたい。雨の日も雪の日も、広宣流布の活字を送り届ける――それは、折伏を推進し、広布を推進し、毎日、仏道修行をしているということである。
 釈尊も歩きに歩いて説法された。大聖人も各地に弘教の足跡を刻まれた。それと同じように、広布の道を歩みゆく行動である。尊い偉業である。その人が福運を積み、生命力がつき、健康になることは間違いない。
 どうか、各地の「無冠の友」をはじめ、陰の立場で戦ってくださっている皆さまに、くれぐれも御礼を申し上げていただきたい。
12  最後に再び、ユゴーの言葉を贈りたい。文豪は、非難中傷に対して、悠然と言った。
 「罵詈の声は後世から光栄の響きとして受け取られます」(『追放』神津道一訳、前掲『ユーゴー全集』10所収)
 「迫害、それもよかろう。この迫害がどんなであろうと、どんな形式を取ろうと、これだけは確かだ、我々は自尊心と歓喜とをもってそれを受ける」(『追放』神津道一訳、同全集9所収)
 そして「諸君は弱ってはならぬ、目的まで突進せねばならぬ」(『追放』神津道一訳、同全集10所収)と。
 徹して強気で、徹して大胆に、徹して聡明に、徹して快活に、そして、徹して勇敢に、歴史に語り継がれる名指揮を執っていただきたい。朗らかに、楽しく前進していただきたい。

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