Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国総県長会議 我らの世紀へ人間の共和国

2000.10.6 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
9  一人ひとりが、はかり知れない生命の力を秘めています。一人ひとりが、限りない友情を広げていける。それを最高に開花させゆく“起爆剤”を分かち与えていくのが、リーダーと言えましょう。
 「声仏事を為す」であるゆえに、「声」を出して、皆をほめたたえ、徹底して励ましていく。こまやかに気を配り、心を使いながら、皆に「新しい希望」「新しい刺激」「新しい喜び」を送っていくことです。友を思う慈悲が声となってこそ、皆の心に響いていくのです。
 なかんずく、二十一世紀の焦点は、青年部であります。さらに本格的に、青年部に光を当て、青年部が、思う存分、伸び伸びと、力を発揮できるよう、さまざまに手を打ってまいりたい。
 新たな「人材の核」をつくり、その核を固めていく。そこから、新鮮な活力と息吹は、みなぎっていくものであります。
 ともあれ、仏法の眼で見れば、それぞれの地域、それぞれの国土が、かけがえのない意義をもっています。どうか、各県、各区にあって、ありとあらゆる次元から、人間と人間の共感を結び、理解と信頼を広げていただきたい。そこに、人類が夢見てきた、二十一世紀の「人間共和」の建設があるからであります。
 一生懸命、努力をした分だけ、波動は広がる。一生懸命、戦い続けたところが、勝利する。
 「撰時抄」には、「法華経を経のごとくに持つ人は梵王にもすぐれ帝釈にもこえたり」と仰せであります。
 この大確信で、確固たる名指揮をとっていただきたい。
10  終わりに、これまでも何度も拝してきた御聖訓ですが、有名な「諸法実相抄」の一節を、ともどもに拝したい。
 「いかにも今度・信心をいたして法華経の行者にてとをり、日蓮が一門となりとをし給うべし、日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」
 「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり、日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや、剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし、ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし
 どうか、お帰りになられましたら、大切な大切な全同志に、くれぐれも、よろしくお伝えください。
 同志の皆さまのご健康と幸福とご長寿が、私にとっては、一番、大事です。真剣に、お題目を送り続けております。
 季節の変わり目ですので、どうか、風邪を引かれませんように。
 来月、「創立の月」に、また晴れ晴れとお会いしましょう!
 (創価文化会館)

1
9