Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国総県長会議 指導者の「勢い」と「祈り」に勝利の道

2000.5.25 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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7  「広布の人」への悪口を断固、打ち返せ!
 日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、法華経の通り、御書の通り、広宣流布に進みゆく学会を中傷する罪が、どれほど重いか。
 法華経の法師品には、こう説かれている。
 「もしも、この善男子、善女人が、私の滅後に、よくひそかに一人のためであっても、たとえ一句であっても、法華経を説くならば、まさに知るべきである。この人は、如来の使いであり、如来から遣わされたものとして、如来の仕事をなすのであると」
 そして、悪人が、不善の心をもって、一劫という長い間、仏の前で常に仏の悪口を言っても「その罪は、なお軽い」。しかし、法華経を読誦するものに対して、一つ、悪口を言うならば、「その罪は、極めて重い」――と。
 また、御書には、こう仰せである。
 「一切の仏法も又人によりて弘まるべし」「持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし、然らば則ち其の人を毀るは其の法を毀るなり
 ――一切の仏法もまた、人によって弘まるのである。(中略)持たれる法さえ第一ならば、持つ人もまた第一なのである。そうであれば、その人を毀るのは、その法を毀ることである――と。
 ゆえに、広布の人への悪口は、断固、打ち返していかねばならない。
 さらに大聖人は「曾谷入道殿許御書」で伝教大師の文を引いておられる。
 「讃する者は福を安明に積み謗ずる者は罪を無間に開く」――讃めたたえる者は福を須弥山のごとく積み、誹謗する者は罪を無間地獄に開く――いわれなき誹謗には決然と反撃する。そして、けなげな同志を徹底して賛嘆していくことである。
8  結びに、哲人の言葉を紹介したい。
 フランスの思想家・モンテーニュの言葉。
 「精神を鍛練するもっとも有効で自然な方法は、私の考えでは、話し合うことであると思う」(『エセー』5、原二郎訳、岩波文庫)
 日々の対話こそ、最大の精神の鍛錬である。
 そして文豪・トルストイ。
 「言葉は実に大事業である」「言葉によって人々を結合させる事も出来るし、離反させる事も出来る」(『人生の道』下、原久一郎訳、岩波文庫)
 「声仏事を為す」である。人の心を揺さぶる「言葉の力」「声の響き」で民衆のスクラムを広げ、すべてに勝利していただきたい。
 どうか、お帰りになられたら、各方面・各県の大切な大切な同志に、くれぐれも、よろしくお伝えください。広宣流布のために戦っておられる同志の皆さまこそが、仏にも等しい、最も尊貴な方々です。この真実の大功労者の方々を最大にほめたたえ、ねぎらい、励ましてください。そこに、功徳も、威光勢力も、倍増していくからです。
 皆さま、どうか体を大事に、いつまでも健康で、若々しく、生き生きと張り切って、広宣流布の指揮をとっていっていただきたい。健康な生命の力は、それ自体、仏の境涯の一分です。
 私も、いやまして真剣に、お題目を送り続けてまいります。本日は、本当に、ご苦労さまでした。また、お会いしましょう!
 (創価文化会館)

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