Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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SGI研修会、全国県長会議 希望あるか、ぎり生命は若い

1999.7.4 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

前後
11  いつも前を見よ! 年ごとに元気であれ
 あの獄中で、私はユゴーを読んだ。ユゴーも、無実の罪で流罪された。ユゴーいわく。
 「わたしの考えは、いつも前進するということです。もし神が人間の後退をお望みならば、人間の頭のうしろに目を一つだけおつけになっていたでしょう」(『九十三年』下、榊原晃三訳、潮出版社)
 しかし、人間の目は、厳然と「前に」ついている。ゆえにユゴーは「つねに、夜明けのほうを、開花のほうを、誕生のほうを見ようではありませんか」(同前)と叫んだのである。
 前へ前へ、年ごとに、いよいよ元気になっていく皆さまであっていただきたい。
 御聖訓には、指導者が健康になっていく姿を「年も若くなり・色も盛んに・魂もいさぎよく・力もつよ」と表現しておられる。
 (年も若くなり、姿にも勢いがあり、魂も勇敢で、力も強く)
 また、「身の力・心のはかり事・先先には百千万ばいこへたり」と言われている。
 (体の力も、心と頭脳の働きも、その前より百千万倍、よくなった)
 指導者がはつらつとしていれば、周囲の人々も勇気がわく。更に、「外からの信頼」も勝ちとっていける。どうか「健康第一」で、よく睡眠をとって、疲れをためずに、「生命の威光勢力」を倍増していっていただきたい。
12  「地球時代にふさわしいのは仏教」
 最後に、識者の一つの証言を紹介したい。
 「比較神話学」の第一人者であったジョーゼフ・キャンベル博士の「最晩年の言葉」である。全世界、古今東西の神話・思想を比較し、研究した結論であった。
 「世界が変わると、宗教も変わらざるをえないのです」「現代は境界線がありません。今日価値を持つ唯一の神話は地球というこの惑星の神話ですが、私たちはまだそういう神話を持っていない。私の知るかぎり、全地球的神話にいちばん近いのは仏教でして、これは、万物には仏性があると見ています。重要な唯一の問題はそれを認識することです」(J・キャンベル、B/モイヤーズ『神話の力』飛田茂雄訳、早川書房)
 「神話」とは「思想」と同じ意味で使われている。
 万人に「自分自身の仏性に目覚めさせる」。
 万人に「自分自身の無限の可能性に気づかせる」。
 万人に「限りなき希望の源泉を教える」。
 それが、世界広宣流布の運動である。それを二十一世紀は待っている。この「希望の太陽」が昇るのを、こがれるようにして待っている。それを昇らせるのが、私どもである。
13  尊き皆さまに、記念の句を贈らせていただきたい。
  共戦譜
    共に共にと
      三世まで
  
  たどりつく
    先は仏界
      多宝城
 私も、いよいよ世界を駆けめぐります。また、お会いしましょう! お元気で!(創価文化会館ほか)

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