Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国女子部幹部会 最高の幸福は広布の人生に

1999.96.16 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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7  「観心本尊抄」には「但仏界計り現じ難し」と仰せである。
 この「仏界」という真の幸福境涯を現じていくには、南無妙法蓮華経を唱え、法のため、人のため、社会のために行動していく以外にない。釈尊の仏法も、天台の仏法も、その志向する結論は、日蓮仏法と同じである。
 仏法では、慈悲をもった人が「幸福」なのである。「折伏」をする人が、一番、偉い人なのである。「慈悲」とは、言い換えれば「勇気」である。勇気をもって題目を唱え、法を弘めることが、慈悲であり、幸福なのである。
8  仏法に行き詰まりはない。私たちには、「無限の希望」の永遠の道があり、「生涯青春」の花の園がある。涸れることなき希望をわき出す根本として、「幸福の生命」を説く仏法をもっていることを決して忘れてはならない。
 現実は醜い。卑劣な人間も多い。悪人もいる。「悪世末法」であるゆえに、当然のことである。「悪口罵詈」「猶多怨嫉」は、経文通りであり、御書の通りである。
 正法流布の行動ゆえに、大難を受けながら、断固として勝ってきた学会は、「正義の中の正義」の団体である。この学会と共に、究極の「幸福の人生」「正しい青春」を生きゆく皆様は、聡明にすべてを鋭く見極め、何ものにも紛動されてはならない。
 「報恩抄」の「極楽百年の修行は穢土えどの一日の功徳に及ばず」との一節を、皆様は、深く拝し、命に刻んでいっていただきたい。
9  結びに、ニュージーランドの著名な女性作家、マンスフィールド女史の箴言を贈りたい。
 「私たちは、結局、私たち自身の教師にならなければなりません。それから逃げることはできません。私たちは自ずから勝ち抜かねばなりません」(S・J・カプラン『マンスフィールドとモダニストの小説の起源』大澤銀作訳、文化書房博文社)と。
 敬愛する、わが女子部の皆様に、「健康」あれ! 「希望」あれ! 「明朗」あれ! そして「勝利」あれ!
 (東京戸田記念講堂)

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