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日蓮大聖人・池田大作

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第十三回白樺会夏季研修会 尊きかな「女王のごとく、人を救う女性」

1998.8.2 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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9  広宣流布こそ真の民衆運動
 広宣流布の活動は、民衆を賢くし、民衆を社会の主人公にする運動であります。真の民主主義の運動であります。それをよく、ご存じだったのが中国の周恩来総理です。
 なお、このほど、私は、周総理の学んだ「南開大学」の名誉教授になることが決定しましたが、こうした栄誉も一切、「異体同心」の同志である皆さま方に流れ伝わっていくことを確信してください。(授与式は1998年11月に行われた)
 周総理は、「創価学会は民衆を基盤にしている。創価学会を重視し、交流するように」と孫平化氏(中日友好協会会長)に語られたと言われます。
 また「(日本人に尋ねると)十人中、九人までが、創価学会のことを悪く言っている。これは、創価学会が偉大な団体である証拠である」(王效賢中日友好協会副会長の話から)と。民主主義の育っていない民衆蔑視の日本では、本物の民衆運動は迫害されることを見抜いておられたのです。
 民衆が権力者を監視し、団結して行動しなければ、民主主義は死に絶えてしまう。要するに、民衆の向上こそが、一切の鍵なのであります。
10  二十一世紀へ「青年の勢い」を倍加
 牧口先生は、『創価教育学体系』で、「政治も経済も道徳も、其他の生活も、行詰まりの病根が総て人材の欠陥にある」と喝破しておられました。現代の混迷の世相も、まったく同じといわざるを得ません。
 学会は、いよいよ、青年部・未来部の育成に、総力をあげていきたい。頼もしく台頭しゆく今の青年の勢いを、さらに倍加しながら、二十一世紀への山を走破していきましょう。
 「諸法実相抄」にいわく、「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり、日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや
 ――末法に妙法蓮華経の五字を弘める者については、男女を差別してはならない。皆、地涌の菩薩の出現でなければ、唱えがたい題目である。初めは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人、三人、百人と次第に唱え伝えてきたのである。未来もまた、そうであろう。これこそ地涌の義ではないか――。
 大地から涌き出るごとく、新しき逸材が欣喜雀躍と、限りなく登場し、結集し、活躍していく。これが「地涌の義」です。
 この「法華経の原理」のままに、わが学会は何ものにも左右されず、悠々と、また堂々と、創価の「不滅の道」を作ってまいりましょう。
 皆さま、どうか、お元気で! おたっしゃで!
 素晴らしい夏であり、素晴らしい人生であられますように。
 (東京戸田記念講堂)

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