Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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教育部、ドクター部合同会議 生命の尊厳を守る「正義の師子吼」に続け

1996.9.7 メッセージ集(池田大作全集第67巻)

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3  「一人」が叫べばすべてが変わる
 私の好きな言葉を贈ります。
 「一人善く射れば百夫決拾す」(「一人善射 百夫決拾」、「国語」呉語)
 ――弓の名手が一人いれば、その人を見習って百人が弓を構える――一人の優秀な人が、周囲を刺激して奮起させるのです。いずこの世界にあっても、死に物狂いになれば、必ず全体が大きく変わります。なかんずく大事なのは”旗頭”となって先頭に立つリーダーです。
 弓を引き絞って矢を射るごとく、力強き「声の矢」を次から次へ放っていくことです。”口から先に生まれた”と言われるくらい、指導者は語りに語っていくことです。そこにこそ、広宣流布の勢いがグングンと増していくのです。
4  戦うべき時に戦う人が「仏」
 「長風浪を破る かならず時有り 直ちに雲帆をけて滄海をわたらん」(「長風破浪会有時 直径雲帆済槍海」、唐の詩人・李白の詩「行路難」)
 ――大風に乗じて波を蹴破り進む時が必ずくる。その時こそ、ただちに雲のような帆をかけて、大海原へ乗り出していこう――
 ”時”を逃してはならない。大事な”時”に逡巡してはならない。柔道であれ、剣道であれ、逡巡があれば負けてしまう。医師が手術に臨む時も、そうであるにちがいありません。技術だけではない。心の技が、ここにあります。
 種を蒔くべき”時”があります。戦うべき”時”があります。その時に、逡巡なく「師子王の心」を出して立ち上がるか、どうか。それで成仏は決まります。
 結びに「戦うリーダーたれ!」「会員を守りゆくリーダーたれ!」、そして内外を問わず「信頼されゆくリーダーたれ!」と申し上げ、本日のメッセージといたします。
 (世界青年会館)

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