Nichiren・Ikeda
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生きること 死ぬこと
「希望対話」(池田大作全集第65巻)
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19 「お子さんを誇りに思ってください」
池田 彼女は、同じ悩みをもつ親御さんに対して、「あなたのお子さんを誇りに思い、あるがままをそのままに受けいれてほしいのです」と願っている。
「無理解な人たちの言動や好奇の目には気をとめてはならないのです。あなたのお子さんが存在していることはあなたにとっても、また他のすべての子どもたちにとっても意義のあることなのです」
「さあ、頭を上げて、示された道を歩んで行きましょう」と。
重い重い言葉です。
―― 涙が出るような言葉ですね。
池田 人の心に、勇気の火をつける言葉です。
―― 前回、「死」を前にしたときは、地位も名声も役に立たない。人生の最期に問われるのは、人間として慈愛深かったかどうかである″と教えていただきました。今回、重ねて、そのことがよくわかりました。
20 人に生きる勇気を与える君であれ
若いからこそ生と死の哲学を
池田 ちょっとむずかしかったかもしれない。しかし、中学生のみんなが、若いからこそ、「生と死」の哲学を学ぶことが大事なのです。それが一生の軌道を作っていくからです。それが戦争をなくし、人類が「楽しく生きられる」地球を作っていくからです。
あっという間に過ぎていく人生です。人を妬んだり、いじめたりしているひまなんかありません。
思うぞんぶん、自分を伸ばし、「生きるということは、あんなにすばらしいことなのか!」と、人に感動を送り、希望を送るみなさんであってください。
人に勇気を与えていくような人生であってください。
「私も生きたい。あの人の生きたように。あの人の生きたように!」と言われる人に! 全員が!