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日蓮大聖人・池田大作

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個性的に生きたい!  

「希望対話」(池田大作全集第65巻)

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11  努力努力また努力の果てに個性は輝く!!
 「もっとすばらしい自分」へ出発!
 池田 「今の自分」は、もっとすばらしい「未来の自分」への出発点でしかない。
 たとえば「私は口べただから、人前に出ないようにしよう」――こういうのは「自分らしい生き方」ではない。
 口べただけれども、いじめている人を見たときには、堂々と注意していける自分になっていこう。いざというときには、勇気を出して「正しいことは正しい」と言える自分になろう――こう一生懸命に努力していくなかに、″はじめから口達者な人″とは違った、あなたならではの持ち味が光ってくる。これが「自分らしさ」です。
 「自分らしさ」とは、自分のもっている力を、ぎりぎりまで、しばり出して努力したときに、初めて輝き始めるものなのです。
 ―― 「個性的に生きる」には、努力しないと、できないのですね。
 池田 自分を鍛えないと、できない。「鍛え」かからしか、「個性」は輝かない。ちょうどを炎の中で鍛えるみたいに。
 「個性」というのは、人生を切り開いていくための「自分だけの武器」なんです。「宝剣」なんです。
12  「自分を鍛え上げた人」は美しい
 池田 そして、見事に自分の個性を鍛え上げた人は、美しい。だれが見ても、ほればれするほど美しい。すぐ消えてしまう「一時の美」ではなく、ずっと続く「一生涯の美」です。
 何より、その人自身の心が、夏の高原の青空のように、晴ればれとしている。その人は、人をうらやまない。人を妬まない。
 人の個性の「足を引っ張る」人が多い日本です。「出る杭は打とう」とする狭い心の日本です。それは、自分自身が、あっちを見たり、こっちを見たり、ふらふらと、ぐらついていて、個性がなく、自信がないから、他の人を妬むのです。
 その反対に、努力、努力で個性をぞんぶんに鍛え上げた人は、他の人の個性の開花を喜ぶものです。応援するものです。人の成功が、うれしいものです。人のために、尽くせるものです。
 そういう大きな心の、本当に「美しい人」に、みなさん、なってください!「あの人の生き方に憧れてしまう!」と言われる人になってください!

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