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日蓮大聖人・池田大作

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まえがき  

「21世紀への母と子を語る」(池田大作全集第62巻)

前後
4  二十一世紀へと歩みゆく、すべてのお母さんと子どもたちの幸福を願って、月刊誌『灯台』誌上で、創価学会婦人部の代表の皆さんと語らいを進めてきましたが、本書は、その三冊目となりました。
 語らいの中では、お母さんの勝利の体験談が、数多く紹介されています。多忙な毎日に挑戦しながら、懸命にわが子を育ててきた奮闘記です。
 そうしたお母さんの多くは、決してめぐまれた環境で子どもを育ててきたわけではありません。早くに夫を亡くしたり、病気と闘いながらなど、むしろ、逆境の中で育児に取り組んできました。
 日々の生活の中で戦うお母さんの姿こそ、子どもたちにとって何よりの教育となっていったのです。
5  “負けないお母さん”が、“負けない子ども”を育てます。
 お母さんの“強い心”が、子どもの“強い心”をつくります。
 お母さんの“やさしさ”が、子どもの“やさしさ”をはぐくむのです。
6  二十一世紀は、大きな変化の時代となるでしょう。これからの世代は、私たちが、これまで出あったことのない挑戦を受けるかもしれません。
 だからこそ、子どもたちに「強い心」と「生きる力」を身につけてほしいのです。
 このささやかな一書が、子育てに励む皆さまにとって、“応援の書”となることを願っています。
 子どもたちの未来に幸福あれ!
 崇高なる母の人生に勝利あれ!
 ――そう、心の底から祈りつつ。
  青葉美しき 二〇〇〇年五月 池田大作

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