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日蓮大聖人・池田大作

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東京創価小学校、創価中学・高等学校合同… 勉学は[意欲」が大切

1992.11.14 教育指針 創価学園(2)(池田大作全集第57巻)

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7  女史は冒頭、こう書いておられる。
 「この写真は、未来について語っています。わが人生において、これ以上、重要な瞬間を考えることはできません。
 これは一九九三年、私が初めて池田大作氏と個人的にお会いした時の写真です。この写真は、二つの異なった文化圏から来た、異なる意見、独自の人格をもつ人間同士が、世界平和という目的にむかって、ともに行動できるのだということを思い起こさせてくれるのです」
 (=さらに、女史は「人権についての池田博士の関心は、今世紀の多くの人々の先端をゆくものです」と記している)
 「私たち(=女史と創立者)は、お互いの文化の相違を尊重しています。文化の相違は存在してよいし、かならず存在するものです。それにもかかわらず、私たちはともに進めるのです。
 私たちの会見は、他の人々のモデルとなるでしょう。だからこそ、この最初の会見の写真は、とても大切なのです。この写真は、今つくられつつある歴史そのものだからです」
8  平和の戦いをまず自分自身から
 女史は、こう結ばれている。
 「世界平和にむかっての活動は、自分自身からはじめるものです。池田博士との写真は、人権にとって重要なものです」
 「この写真は、世界平和のための新たな一歩なのです」と。(拍手)
 平和への戦いは、自分自身からはじめる――これが、「人権の母」のメッセージである。私も同じ信念である。
 また女史は、温かい真心こもる手紙を本に添えてくださった。一字一句、すべて自筆で。愛する娘であり、息子である学園生の皆さんに、そのまま伝えさせていただきたい。(拍手)
 「高い地位にある日本の政治家たちが、池田先生と創価学会に対して、盛んに迫害を続けていると、うかがいました。迫害を受けるのがどんな気持ちか、私にはよくわかります。
 残念ながら、人類の歴史を振り返ると、つねに、数多くの称賛すべき善意の人々が、その業績にもかかわらず、誤って裁かれ、誤解されてきました。彼らはまた、しばしば、まったくの不当な仕打ちと大きな苦難に耐えなければなりませんでした。
 マーチン・ルーサー・キング博士(=公民権運動の指導者、ノーベル平和賞受賞)が、そうした一人でした。そして、池田先生も、キング博士と同じように耐えてこられました。
 私は確信しております。未来の歴史が、先生を称賛することを。先生が真の精神の指導者であると認めることを」(大拍手)
 パークス女史は、創価教育に大きな期待と信頼を寄せてくださっている。二年前、はじめてアメリカ創価大学を訪間され、皆さんのお姉さんである創価女子短大生と懇談してくださった。
 その折も、「創価の皆さんの美しい心に深く感銘しました。お会いできて本当にうれしい」と喜んでおられた。
 今年五月には、わざわざ日本においでくださり、創価大学で講演もしてくださった。女史は日本を発つまぎわまで、また飛行機の中で、さらにアメリカに帰られてからも、「創大生の皆さんによろしく伝えてください」と、何度も何度も語っておられたという。
 私は、こうした”世界の良識”の方々とともに、学園生の皆さんがこれから続く「正義の道」「友情の道」「希望の道」をつくっている。これからも、今までの何十倍、何百倍の「道」をつくるであろう。
 私は何があろうと、皆さんを守りに守っていく決心である。一緒にがんばりましょう!きょうは、ご苦労さま!

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