Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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文化と大地  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

前後
4  我らの 使命の極まるところ
 人類の 宿命を転換しゆく
 高貴と 栄光の未来が宿っている
 老世紀の 重圧に押されて
 隠遁の 塹壕に隠れていたら
 極悪の 野蛮の世紀を招くだけだろう
  
 希望と 絶望との葛藤
 諸々の 野蛮への挑戦
 空気から 毒を取り
 水から 毒を取り
 米から 毒を取り
 核から 悪魔の爪をもぎとり
 人間から 無明の闇を取り去れ!
  
 これこそ 共在の願望
 時代の要求
 この前進に 社会は期待をかけ
 心より 承認するであろう
 そのために 我らは拡大の流布をする
  
 ああ 我らの歴史の世代を
 一握の 上層権力の
 貪婪の餌食としては 断じてならない
 一切の価値ある 人類の遺産を
 野蛮の暴力の手に 委ねてはならぬ
  
 地涌の 不死の若芽よ
 不退の 信仰の旗を掲げて
 速やかに 大樹に育て!
 個性に生きる 大樹となって
 妙法の大地の糧を吸い取り
 梢の尖端まで 漲らすのだ
5  一望千里――
 芸文の 川の辺にも
 科学や哲学の 山の頂にも
 政治の 荒野の中原にも
 経済の 湖沼の湿地にも
 一軒の 家庭の園にも
 若芽よ!
 亭々たる 大樹とならねばならぬ
  
 若芽の友よ
 野蛮の嵐に 耐えて戦い
 まことの文化カルチュアを 構築するものよ
 耕すことに
 文化の 元意があるとしたら
 哲理の大地の 恩沢を忘れまい
  
 一人の 犠牲もなく
 煌然として 前に出ていかねばならぬ
 一切の 野蛮との戦いが
 文化の 機能であるならば
 地涌の使命を よもや忘れまい
  
 見よ!
 一望のもと
 地涌の若牙が 大樹の林と育ち
 その枝々に 万朶の花を飾るとき
 緑なす 千里の道に
 あの 聖哲の指向する
 生命の文化の 宝塔が涌現するのだ
  
 我らは動く 王冠の思想を着して
 今日も 明日も
 新しき生命の世紀の 開幕に向かって
  
 大宗教運動の延長
 それは 大文化運動の潮流
 その 滔々たる流れには
 教育 政治 経済の支流も合しよう
  
 この時
 地球は 初めて宿命を転換しつつ
 蘇生と 平和と 繁栄の祭日となる
 これまさに
 まことの最高の文化 広宣流布!

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