Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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文化と大地  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

前後
2  ひとたび 瑠璃の大地に立てば
 ああ はるかなる眺望
 地平線の 彼方のはてまで
 緑なす 若芽の舞台を完成するのだ
 その上で 悠遠の調べを
 健康と 幸福と 矜持の歌を
 庶民が 創った楽譜で
 庶民の 指揮棒タクト
 庶民と共に 合唱し 舞いゆこう
  
 育て! 地涌の若芽よ
 桜梅桃李の個性に 徹して学べ!
  
 ビクトル・ユゴーは叫ぶ
 「此の世紀は 偉大にして強し
  高邁なる衝動 これを導く」と
 この到来を 世界の協調を
 いつか民衆は 待っていた
  
 極小の人間の 落胆
 大衆の 麻痺性の諸現象
 民衆文化の滅亡
   
 欺瞞と 幻影の 病める社会
 憎悪に 引き裂かれた地球
 この深淵の 渦中にあって
 我らは 退屈と疎外を超克して
 妙法の橋を 渡して乗り越えよう
 生活と 文化のための
 思想と 行動の
 創造しゆく 救援作業を実践するのだ
  
 夢見るだけの あの虹の橋ではない
 虹にもまして 美しく
 金剛にして 不壊の橋をかけるのだ
  
 太古から欲していた 文化の橋
 歴史的法則による 旧文化の終焉
 ここに画期的な 大衆文化の出発の門
3  この精神の砂漠に
 覚醒の水を 注入しゆく運動が
 我らの 信仰の前線だ
 これこそ世紀の大偉業であり
 尽未来にわたりゆく 広宣流布
  
 この世紀の 震動の真っ只中に
 不幸の 野蛮の根を 抜き取らねばならぬ
 野蛮と 人間性との戦い
 それを 私は文化と呼びたい
  
 今 世紀は贋文化の氾濫
 虚栄の底には
 悪魔が うごめいている
  
 埒もない 戦争と殺毅
 行方も知らぬ 核弾頭
 世界は 公害に腐り始めた
 ああ この野蛮の洪水!
  
 若芽よ
 地涌の 若芽よ
 誰が 尊貴な君たちを 呼び出したのか
 誰が 君たちの この大地に
 常楽我浄の 風そよめかせ
 燦々たる劫初の陽光をもって 耕したのか
 確かなことが 知りたければ
 今こそ
 久遠の 誓いを思い起こそう
4  我らの 使命の極まるところ
 人類の 宿命を転換しゆく
 高貴と 栄光の未来が宿っている
 老世紀の 重圧に押されて
 隠遁の 塹壕に隠れていたら
 極悪の 野蛮の世紀を招くだけだろう
  
 希望と 絶望との葛藤
 諸々の 野蛮への挑戦
 空気から 毒を取り
 水から 毒を取り
 米から 毒を取り
 核から 悪魔の爪をもぎとり
 人間から 無明の闇を取り去れ!
  
 これこそ 共在の願望
 時代の要求
 この前進に 社会は期待をかけ
 心より 承認するであろう
 そのために 我らは拡大の流布をする
  
 ああ 我らの歴史の世代を
 一握の 上層権力の
 貪婪の餌食としては 断じてならない
 一切の価値ある 人類の遺産を
 野蛮の暴力の手に 委ねてはならぬ
  
 地涌の 不死の若芽よ
 不退の 信仰の旗を掲げて
 速やかに 大樹に育て!
 個性に生きる 大樹となって
 妙法の大地の糧を吸い取り
 梢の尖端まで 漲らすのだ
5  一望千里――
 芸文の 川の辺にも
 科学や哲学の 山の頂にも
 政治の 荒野の中原にも
 経済の 湖沼の湿地にも
 一軒の 家庭の園にも
 若芽よ!
 亭々たる 大樹とならねばならぬ
  
 若芽の友よ
 野蛮の嵐に 耐えて戦い
 まことの文化カルチュアを 構築するものよ
 耕すことに
 文化の 元意があるとしたら
 哲理の大地の 恩沢を忘れまい
  
 一人の 犠牲もなく
 煌然として 前に出ていかねばならぬ
 一切の 野蛮との戦いが
 文化の 機能であるならば
 地涌の使命を よもや忘れまい
  
 見よ!
 一望のもと
 地涌の若牙が 大樹の林と育ち
 その枝々に 万朶の花を飾るとき
 緑なす 千里の道に
 あの 聖哲の指向する
 生命の文化の 宝塔が涌現するのだ
  
 我らは動く 王冠の思想を着して
 今日も 明日も
 新しき生命の世紀の 開幕に向かって
  
 大宗教運動の延長
 それは 大文化運動の潮流
 その 滔々たる流れには
 教育 政治 経済の支流も合しよう
  
 この時
 地球は 初めて宿命を転換しつつ
 蘇生と 平和と 繁栄の祭日となる
 これまさに
 まことの最高の文化 広宣流布!

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