Nichiren・Ikeda
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昭和三十四年(十二月)
「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)
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12 十二月三十日(水) 快晴
本部仕事じまい。皆、よく働いてくれた。すまぬ気持ち。本陣の守人としては、まだまだ、勇気がないとも思う。来年より、訓練をしてゆかねば──。
立宗七百七年も、あと一日。この一年、生涯来らず。令法久住への、絵巻物のごとくで、あったとも思う。
先輩たちの惰性を悲しむ。
先輩たちよ、元気を出してくれ、と祈念。
13 十二月三十一日(木) 曇
七百七年、遂に去り、
七百八年、遂に来る。
家でゆっくり休む。思うこと多々。
「味方は少なし、敵多し」の、恩師の歌が、なぜかはなれぬ大晦日。われらに、諸天の加護を信じて前進。来年もまた──と、一人決意する。
人間と平和と、広布のために、思師の歌を涙と共に、歌いたき心境。