Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十三年(十一月)  

「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)

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2  十一月十日(月) 曇
 恩師の慈悲が、生命に脈々と流れている感じの毎日。
 優秀なる人材を欲すること──万感。
 夜、妙光寺にて、I君、Mさんの結婚式に出席。幸せになってもらいたし。虚栄高き二人の前途、あまりにも心配。信心の崩れゆくことを感じてならず。
 早々に帰宅。
 ゆっくり題目をあげる。読書。
 恩師の胸中を知り戦う人、多く出でよと祈念。
 ご遺族はど多幸あれと祈念。
3  十一月十一日(火) 晴
 秋晴れ。
 先生の獄中当時のことを記録。将来のためにと。
 先生の指導を記録。後輩のためにと。
 法難による入獄の模様に、涙あふれでならぬ。権力の天魔、巌窟王の先生を‥‥。
 夜、遅くまで本部。
 ひとり、先生の指導を整理。瞬時、胸が熱くなる希有の大指導者‥‥いつの日か、世界に宣揚する日は。
 諸天よ、仏、菩薩ょ、われに長寿を、と祈る。思師の正確なる、広布の記録を書き留め、永遠に残すまで‥‥。
 そのために、健康に留意したい。そのために、更賜寿命であれ。
 帰宅、十二時少々過ぎる。
 静かなる部屋に、豊饒の香り高し。
4  十一月二十五日(火) 晴
 一昨日は、総本山に参詣。
 他宗教との問題しきり。断じて負けられぬ。法を下げることはできぬ。
 一日一日、暴風雨の学会。吐を決め、死を賭して、指揮をとる以外に道なし。
 夜半まで、読書。つれづれに書を。
 虚偽ノ友ハ、公場ノ敵ヨリモ劣ル。真ノ友ガホシイ。

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