Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十一年(一月)  

「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)

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18  一月二十二日(日) 曇(初雪)
 みぞれ降る。寒さ厳し。
 十一時三十分より、最高協議会。一時三十分より部隊長会。三時より蒲田支部会館の開館式。多忙。激流の如く、時代も人も学会も流れゆく。
 K支部長の驕りに、みな苦しんでいる様子あり。権戚の先輩の横暴を、先生は御存知なきようである。鳴呼。危機。
 待て、純粋なる人々よ。大御本尊様が、厳正に照らす日は近い。
 一人起てる時に 強き者は
       真の勇者なり(シルレル)
19  一月二十四日(火) 雨
 朝、疲れたる身に、鞭打ち、家を出る。朝の講義に遅れてしまう。先生の真剣な、お待ち下さる態度に、ただただ頭が下がるのみ。
 先生と、親子の如く、主従の如く、生活るのは、いつの日までか。ふと考えてしまう事がある。あまりにも、尊く、劇の如き、幸せな、絆なれば。
 所詮、自己の福運、自己の力、自己の使命、自己の確信は、如何。
 六時より、水滸会。本部。終わって、支部長会。共に出席。
 ああ、学会大になり、次第に先生の統率の弛みゆくを憂う。側近よ、しっかりせよ。甘えるな。責住を知れ。‥‥と一人憂う。

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