Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十年(二月)  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

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26  二月二十六日(土) 曇後快晴
 天気の模様、悪化して来る。
 希望も、歓喜もなき日がある。進歩と、前進を感ずる日もある。所詮、いかに調子悪しき日なりとも、自己の修練は続けるべきだ。況んや、永劫の生命会得の、仏道修行においてをやだ。
 本年第二回目の全体会議。
  一、生命力、生活力について
  一一、一日の生活のあり方
  三、有能な指導者とは
 等々の、先生の指導あり。
 終了後、A町に、H氏を訪う。義弟の大学の先生宅である。
 矢口のS宅に寄る。理事長、H氏らも来る。おやじの、狭小さに驚く。
 現実の生活、給料少々足らなくなる。
 資本主義、共産主義、社会主義。理想はいかにと、経済機構を考える昨今なり。
27  二月二十七日(日) 薄曇
 八時、起床。
 気兼ねをしながら、生きる青年でありたくない。自身の生命力、自己の責任をもった、信念の行動が大事なのだ。
 十時より、第二部隊葬。。横浜久遠寺。T部長と共に、出席。
 午後、常泉寺にて、N君の結婚式に出席。同志に幸あれ。
 先生より、
  一、功徳の事につき、お話あり。
  一、一念という事につき、指導あり。
 厳しき、お話であった。
 疲れる。倒れるような半日であった。
 帰り、葛飾の連合地区座談会に出席。集合人員、二百三十名とのこと。
 久しぶりに、折伏を敢行。爽やかなり。
28  二月二十八日(月) 雨後晴
 八時まで休む。勤行出来ず。
 六時、幹部会。豊島公会堂。
 終わって、大幹部会。常在寺。
 先生の、大幹部への指導たるや厳なり。
 私は、私の力の限り、頑張ることだ。
 「本因妙抄」に臼く、
 仏界の智は九界を境と為し九界の智は仏界を境と為す境智互に冥薫して凡聖常恒なる是を刹那成道と謂う、三道即三徳と解れば諸悪儵に真善なる是を半偈成道と名く。
 生活が、日毎にきつくなる。題目を唱えることだ。
 十二時、帰宅。

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