Nichiren・Ikeda
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昭和二十五年(九月)
「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)
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13 九月二十三日(土) 晴
涼しい一日であった。十二時、帰宅。
身体の具合、良好になる。
歓喜で働ける日、苦しみながら戦う日、様々だ。だが、とれ程、真剣に戦えば、絶対に悔いはない。倒れても、誰人も見ていなくとも。
御本尊様のみ、すべてを解決して下さる。唯、反省は、自己の信仰に、謗法ありや、否やだ。
K宅、座談会。
歌をつくる。
荒猛ぶ 曠野に 一人 決然と
光掲げん 先覚の子は
一、反省を怠らぬこと
一、一歩一歩、邁進を怠らぬこと
一、物事に迷わぬこと
一、信仰を、厳しくすること
14 九月二十八日(木) 曇
此の経は能く一切衆生をして諸の、苦悩を離れしめたもう。此の経は能く、大いに一切衆生を饒益して、其の願を充満せしめたもう。(法華経薬王菩薩本事品)
七時三十分、出勤。
何となく、涼しくなった。Yシャツ一枚の青年。上着がほしくなった。電車内では、皆着ているのに。
I君に、一杯食わされる。悪い奴だ。
人を騙して、見栄を張って生きるなんて、人間として最低だ。
目的のある苦労は、張り合いがある。目的なく、苦労して、死んでいく人は、奴隷のように見える。
「三重秘伝抄」講義持聴。
帰り、雨となる。全く寒くなってきたT氏と、大森まで帰る。実直な人だ。