Nichiren・Ikeda
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清秋の思い出を分かち合う 趙撲初氏
「私の人物観」(池田大作全集第21巻)
前後
4 昨年四月、訪日されたときには、東京でお会いする機会があった。中国仏教協会訪日友好代表団の団長としての多忙なスケジュールをさいて訪ねてくださった。
頣和園でお別れするさい「来日されるときには、ぜひ訪ねてください」との私の言葉に「必ずまいります」と言われた。四年後に、そのとおり信義を貴かれたのである。
5 この一月(一九七九年)、第一次創価学会青年部の訪中団が北京へ行った。私は青年たちに趙氏への贈り物を託した。別にこれといったものではない。平凡な一本の杖である。
趙氏からは、黄色い上質の紙にしたためられた次のような「詞」が届いた。
「清秋思い出は深し 良友は真心から
我にすばらしき杖を贈る
その軽きこと片雲をたずさえるが如く
春風に向かえば 心はますます広々と
君とともに万里を行き
社会の太平を楽しまん」