Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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3 情念の抑圧と昇華
「21世紀への人間と哲学」デルボラフ(池田大作全集第13巻)
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池田
あなたが仏教的瞑想の実践と苦行とをあげられたのは、おそらく釈尊がその修行の過程においておこなったことからでしょう。また、仏教の多くの流派のなかにも、それを修行実践のうえで採用してきたものが少なからずあります。しかし、少なくとも苦行に関していえば、釈尊は六年間苦行をしましたが、心身を痛めつけ、疲労するのみで、かえって開悟のさまたげになるとの結論に達し、これを中止したのでした。このため、一緒に修行していた仲間が、釈尊は堕落したと軽蔑し、そこから去っていったというエピソードは有名です。
釈尊は苦行をやめ、村の娘のささげた乳がゆを食べて心身に力の蘇るのを感じ、その充実した力で瞑想に入り、ついに悟りを開いたと伝えられています。したがって、苦行は、釈尊のすすめるところではないことが明らかです。あえて苦行といえば、仏の教えをひろめていく途上に種々の迫害があり、それを乗り越えていく忍耐が、釈尊の精神にかなった苦行に相当するといえましょう。
瞑想は大乗仏教でも一貫して説かれ、釈尊自身も実践したようです。ただし、私の信奉する日蓮大聖人の仏法では、御本尊に題目を唱えることのなかにふくまれるとされています。
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ボッカチオ
(一三一三年―七五年)イタリアの小説家、人文主義者。近代散文小説の傑作『デカメロン』を著す。
パウロ
生没年不詳。紀元一世紀のローマ帝国への初期キリスト教宣教者。
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