Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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2 知性重視と生命尊重
「21世紀への人間と哲学」デルボラフ(池田大作全集第13巻)
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こうした自然の秩序維持に、人間はその身勝手な、または計画的な侵略行為によって無秩序をもたらしたのです。したがって、逆に、たとえば猟師に対して、この自然秩序の現状を維持すべき執行者としての自覚を、うながすようにしてはいかがでしょう。また、自然の秩序のなかではもはや生きのびることのできなくなった動物だけを狩猟するよう、猟師に要請することはできないものでしょうか。さらに、家畜業者に対しては――家畜はすでに野生ではありませんので、かぎられた範囲でのみ可能だとしても――家畜の飼育を、自然環境の条件にかなう程度に義務づけることはできないものでしょうか。
すべての人が動物性食品を全面的にやめるとなると、彼の職業上の権利を奪うことになってしまいます。こうした職業の分野での制限は、食用のための動物飼育という非道さを償うものとして、あなたが強調された生物界への思いやりということを具体化することになると思います。このことは、多少なりともだれの目にも明らかなことですし、市場需要うんぬんで汲々とする必要のない職業分野では、すでに実践されているところです。
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タレス
(前六四〇年ころ―前五四六年ころ)ミレトス派の自然哲学を創始。万物の根源を水ととらえ西洋哲学の祖といわれる。ギリシャ七賢人の一人。
アナクシマンドロス
(前六一〇年ころ―前五四六年ころ)ミレトス派の自然哲学者。タレスの後継の弟子。無限者アペイロンが万物を生成するもとであり、しかも永遠不滅であると説いた。
アウグスティヌス
(三五四年―四三〇年)古代キリスト教会をリードした思想家。教父。
トマス・アクィナス
(一二二五年ころ―七四年)イタリアの中世最大の神学者。中世のスコラ神学大系の発展に寄与。
デカルト
(一五九六年―一六五〇年)フランスの哲学者、数学者。近世哲学の父。主著『方法序説』で疑う自己を疑いえない哲学の出発点とし、精神と物体が独立した別個の実体だとする徹底した二元論の哲学をつくった。解析幾何学の創始にもつくした。
カント
(一七二四年―一八〇四年)ドイツの哲学者。批判哲学を創始。認識が対象にしたがってつくられるのではなく、意識一般の先験的形式が対象を構成する〈コペルニクス的転回〉を主張。人間理性の認識能力等の批判をとおし、独断的判断を排することにつとめた。
パスカル
(一六二三年―六二年)フランスの科学者、哲学者。科学者としては、流体の圧力伝播に関する「パスカルの原理」など数多くの発見をした。その一方、『パンセ』では実存哲学の先駆けとなる考えを展開。
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