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日蓮大聖人・池田大作

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注解  

「生命と仏法を語る」(池田大作全集第11)

前後
7  ま行
 牧口常三郎
 (1871~1944)明治四年(一八七一年)、新潟県刈羽郡荒浜村に生まれる。創価学会の初代会長。創価教育学説の提唱者。半生を教育界に捧げ、その間、地理教育の改革、新教育学の樹立に尽力。昭和三年、大聖人の仏法に帰依し、以来、宗教革命の先駆者として不惜身命の活動を続け、昭和十九年十一月十八日、獄中で七十四歳の生涯を閉じた。
 末法
 三時(正法・像法・末法)の一つ。闘諍堅固の時といわれ、僧が戒律を守らず、争いばかり起こして邪見がはびこり釈尊の仏法がその功力をなくす時代をさす。年限は、釈尊滅後二千年以降といわれる。
 妙楽
 (711~782)中国・唐代の天台宗中興の祖。二十歳のときに玄朗(八祖)から天台教義を学び、三十八歳で出家した。著書には、天台の三大部を釈した『法華玄義釈籤』(十巻)、『法華文句記』(十巻)、『摩訶止観輔行伝弘決』(十巻)など。
 ミリンダ王
 生没年不明。メナンドロス王ともいい、弥蘭王とも書く。紀元前二世紀後半、アフガニスタン・インドを支配したギリシャ人の王。王は仏教の教理について仏教僧・那先比丘(ナーガセーナ)と問答を行い、仏教徒となったともいわれている。その問答は仏教とギリシャ文明の出あいとして有名。
 文上・文底
 経文の上、表面の文々句々を字義どおりに読むことを文上といい、経文の奥底、根底をさらに深く読みとることを文底という。
8  ら行
 羅什三蔵
 中国姚秦(後秦)代の訳経僧。鳩摩羅什のこと。七歳で出家、諸国を遊歴し仏法を学び、国に帰って大乗仏教をひろめた。その後、国師(僧官)の待遇を得て多くの訳経に従事。代表的なものに『妙法蓮華経』八巻、『中論』四巻など。
 歴劫修行
 爾前(法華経以前の教え)の菩薩、二乗(声聞・縁覚)が無量劫(計りがたい長遠な時間)にわたって修行すること。直達正観に対する語。
 竜樹菩薩
 生没年不明。一五〇年~二五〇年ごろの南インドの大乗の論師。大乗教の諸経典を注訳し、理論的基礎をあたえて大乗思想の振興に大きく貢献した。著書には『中観論』『十住毘婆沙論』『大智度論』などがある。
 六訳
 法華経の漢訳本のこと。六種類の訳のうち三訳だけが現存するので六訳三存ともいう。そのうち羅什三蔵訳の妙法蓮華経がもっとも正確な名訳として著名である。
 六根
 眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚・認識器官のこと。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の感覚と意識をつかさどる作用をいう。根とは生命が対境に即応する作用を有するものの意。

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