Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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新しき統合原理を求めて クレアモント・マッケナ大学記念講演

1993.1.29 「平和提言」「記念講演」(池田大作全集第2巻)

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20  ゆえに、私は、この仏法哲理が、全人性の復権への機軸をなす人格形成に大きく貢献できるものと信じております。のみならず、仏法の実践者として、二十一世紀の命運を決するともいうべき新たなる統合原理を求めての旅路に、皆さま方とともに勇気ある出発をしていきたいことを念じてやみません。
 その思いを、私が若いころから愛誦してきた、ウォルト・ホイットマンの人間讃歌に託し、私のスピーチを終わらせていただきます。
21   ぼくには見えるあらゆる土地の男と女が、
  ぼくには見える哲人たちののどかな連帯が、
  ぼくには見えるわが人類の建設的な営みが、
  ぼくには見えるわが人類の忍耐と勤勉のかずかずの成果が、
  ぼくには見えるさまざまな身分が、肌の色が、未開が、文明が、
  ぼくはそれらのもののなかに入りこみ、見分けがたいほどにまじり合い
  そして地球上のあらゆる住人たちに挨拶を送る
   (『草の葉』杉木喬・鍋島能弘・酒本雅之訳、岩波文庫)
 ご静聴、ありがとうございました。サンキュー・ソー・マッチ。
 (平成5年1月29日 アメリカ、クレアモント・マッケナ大学)

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